Eurohotel Vienna Airport での できごと 。<その3> 

昨日のつづきの前に、にこまこさんからメールが来ました。

ところでさ、日記のってたホテルのサイト調べたら
有料って書いてあるじゃん、どっちも。

そんで、10ユーロくれ、って書いてあるのはホテルのサイトで
もうひとつのはどっかのホテルリザベーションのサイトじゃない?(ポンセが予約した方)
そんで、そっちの方に
Airport transportation (surcharge)
ってあるよ。




つまり、やっぱり私が勘違いしていたってことなんじゃん。おー、恥ずかしい。サイトの上の方の、「our free shuttle service」しか、私の目に留まらなかったよ。下の方の、小さな文字までしっかりチェックしていなかった。じゃあ、アジア人の強欲おばさん、丸出しだったってことなのね、、、、。ちょっと、反省。それと、にこまこ、ご指摘、アドバイス、ありがとう!こういうのを言ってもらうと、とても元気がでるのよ。すでに40路を進めど、反省することで、人間進歩しているような気がしちゃうんだよ。単純でスミマセン。


では、気を取り直してつづきに突入。




最後の荷物と最後まで残ってくれた主将と、私たちはかなり長い時間車が帰ってくるのを待っていた。やっとホテルに到着したのは、多分6時半を過ぎていたような気がする。ホテルのロビーには、スノーボードが並べてあって、「足の踏み場もない」状態だった。
あっちゃー、やっぱり何か問題があったのね。

フロントに行くと、ロナルド似がチェックインの手続きをしている。我々以外のお客さんも数名、順番待ちをしているくらいだった。フロントのデスクでは、予約を入れた選手が代表してチェックインしている。ホテル検索から、予約を入れていたらしい。

ロナルド似:「ああ、帰ってきましたか?まだチェックインの手続き中なんですよ。彼らは自分たちで、検索システムから予約を入れてました。部屋は確保されていたんです。それなのに、あなたが別の予約をしたでしょう。だから二重予約の処理をしているんです。この人たちにわかるように説明してください。どうしてこんなに時間がかかっているのか。この人たちに謝ってください。」

正直、内心では「えっ?私が悪いって言いたいわけ?」と、感じてしまったのだが、まあしょうがない。
私:「わかりました。」

筆談でいきさつを説明した。時間がかかってしまい、申し訳ないと彼は言ってます。
選手団は、「大丈夫、大丈夫。」と、指でOK印を作り、笑顔で彼に返答していた。お疲れのところを、我慢、辛抱強く、グチ一つこぼさず、待ってくださったスノーボードチーム。私のほうが助けていただきました。

ロナルド似:「あなたは、シングルルームを8つと言いましたが、実は、ツインルームが2部屋、トリプルルーム、シングルルームは1つだけです。でも、こうやってシングルルームを用意してしまったから、一つ一つ照らし合わせてるんだよ。」

ホテルの部屋割り表を私に見せつけてきた。
あんたの仕事内容など知ったことか。とは言わないけどね。



私:「大丈夫。ちゃんと説明しているから、この人達は怒っていないし、ゆっくりやって。」

ロナルド似:「あんたはいいけど、僕のほうが時間がないんだよ。他にもお客さんがいるでしょ。あなた方だけに時間を割くわけにはいかないんだよ。」

でも、若造よ、チェックインは終わってないぜ?!責任者を呼んで手伝ってもらえば?文句はいいから、早く鍵を渡してくれ!!

ロナルド似:「なんで自分がこんなことをやっているかわかりますか?あなたが予約をいれたからなんですよ。」


まただよ。もううんざり。どうして言い訳とか他人を攻めることばかり言うのだろう?日本人はそういう場面では、ぐっと言葉を飲み込むんだって。こっちは客なんだってば。いや、外国に住んでいると、すっかりこういう場面に慣れちゃったね。

ちょっと小さめだけど、「プチッ」電源スイッチオン。

私:「あのね、今日のチェックインのときに、あなたの同僚にちゃんと説明したの。彼女が名前を見つけられなかったの。あなたのホテルの問題だし、それがあなたの仕事でしょ?あなた方のコミュニケーションが悪いんじゃないの?彼女は一生懸命探していたわよ。でも私に見せてくれたのは韓国人の名簿だった。『到着してから予約を作ってもいいわよ。』って、提案もしたの。いい?これは、私の問題じゃないの、あなた方の問題。あなたの仕事。私のビジネスじゃないってこと!わかる?」

ロナルド似:「あんたの問題に決まってるだろ。」

情けない男だよ。イケメンなのに。だから、ノリの軽い奴とか、やたら愛想を振りまく男は嫌なんだよね。


まさか彼は、同僚が私に、ホテル内で使っている予約システムを見せて、チェックすればよかったのに!とでも言いたいのか?よそ者にそんな秘密を見せていいわけないでしょう?あなたの同僚が見つけられないものを、どうやって、私が見つけると思っているのだろうか?フロント側に回って、コンピューターを覗けばよかったの?

私:「いいえ、これはあなたの仕事です。私の仕事ではありません。」

あとは、もう続ける気もなくなったので、黙って鍵が渡されるのを待っていました。部屋の階や位置が、みんなバラバラになってしまった。彼の説明は早すぎて、耳が聞こえないと言うことをすっかり忘れている。選手も私も混乱しているのだが、彼は「もう、あなた方だけに構っているわけにはいかないから。」と部屋の案内を断り、待っていたお客さんへの接客を始めてしまった。あ~あ、彼、怒っちゃったのね。私のせいかな?




掃除係りのおばちゃんたちが親切に案内してくれて助かりました。しかも鍵の開け方も教えてくれたり、間違って鍵を部屋の中に入れたままでロックしたのを解除してくれたり、とにかく親切でいいスタッフでした。

ひと段落して、みんなが部屋からでてきて、ミネラル水をフロントで買ったんだけど、ロナルド似は、「2ユーロ44セント」とか、英語で言うのだ。もちろん、誰もわからないので、困った顔をしている。彼の声が聞こえないから。

「あっそうか。」と、急にわかったみたい。指で示したり、お財布の中から出されたコインを選んであげたり、選手達とは腹を立てることなくコミュニケーションしてました。8人がミネラル水を買うものだから、いい加減、うんざりしていたのは見ていても判ったけどね。



とりあえず、私はその様子を見守り、最後に自分の鍵がもらえるのを待っていた。多分30分くらいウロウロしていたかも。

ロナルド似:「まだ何か用があるの?」

私:「私の部屋の鍵が欲しいだけよ。」

決まりの悪そうな顔で、鍵を渡してくれました。
ちゃんといったわよ、ありがとう!って。





あれから、もう3週間たったが、やっぱり何かがひっかかっていた。デフリンピックも中止になり、選手団も関係者も日本へ帰ってしまったが、どうしても私のなかで「わだかまり」ができていた。

言ってあげるのも親切の一つかも。


そう思って、マネージャー宛にメールを入れた。彼のことは、何も書いていない。


「送迎でトラブルがあった件で、このサイトと検索サイトでは、お客様が混乱するような表現だと思います。改善が必要なのではありませんか?」と。


すぐに返信がきた。
エクスペデイアからの予約に関しては、部屋代が高目に設定してあるから、送迎は無料になっていることもある。しかし、今回それを改めるように、すでに指示をだしました。次回のご利用の際は、スペシャルオファーを用意しますので、どうぞご連絡ください。

そして、本来のホテルのWEBサイトはこちらのEurohotel Vienna Airportだそうです。
どう?全然ちがうでしょ?グーグルには出てこないよ!!


まあ、そんなこともあったけど、メールの返信をもらったので、私は十分満足している。


意外と利用客が多いのかもしれない。検索での口コミを見ると、賛否両論のホテルで、「やっぱりね。」と、納得できるコメントばかりだった。

値段を考えると、「まあまあそんなもんでしょう。」と悪くはないホテルです。というわけで、ウイーン空港そばの、Eurohotel Vienna Airportをリアルに紹介しました。



























Eurohotel Vienna Airport での できごと 。<その2> 

昨日のつづき。

イケメンでフットワークの軽い、フロントのお兄ちゃんの親切心で、私はホテルから空港までホテルの車で移動することになった。

座ってすぐに「この送迎は無料でしょ?」と、質問した。

なぜかというと、ホームページに片道10ユーロとあったが、実際私がホテルに到着した時点から今の今まで、送迎代金を払うように請求されなかった。こういう場合(私の送迎に関して)は言わないほうが良い。おばちゃん根性丸出しだけど、言われなきゃ払う必要がないから。(これは、スロバキアで覚えた生きるための技の一つである。)

果たして、日本から来る8名がどんな形で、この送迎サービスを予定しているのか、私にも想像がつかなかった。だって、予約すら「ないよ。」と言われたわけだし。とにかく、お金については前もって、聞くべきかな?と敢えて聞いてみた。実は、先のフロントの女性にも、「送迎は無料でしょ?」と、聞いたのだが、彼女は何も答えなかった。8名の予約がないことで、焦っていたのだと思う。

実際に私の見たWEBを載せて見ましょう。
グーグルでホテル名を入れて検索しました。

http://eurohotel-vienna-airport.h-rsv.com/
これが一番目

http://eurohotelviennaairport.viennahotels.it/
これが2番目



肝心のクリスティアン・ロナルド似のイケメン君の返答は、こうだった。
「送迎は無料じゃありません。一人片道10ユーロいただいてます。しかし、時にスペシャルゲストのときや、特別サービスとして、無料で送迎することもあります。」

私は、「じゃあ、これから来る8名はスペシャルゲスト、無料でいいってことね。」と、念を押した。彼は、特に何も言わないし、フロントの仕事を抜けてきたことでわかるように、「スペシャルケース」として、やってくれている様子だった。(シングルルーム8部屋って、ホテルにとっては、かなり儲かっているはず。だから送迎は無料でも、良いと判断したのだと私なりに想像する。)


空港の出発階に車を駐車させた。到着ロビーは1階だが、バスのターミナルになっていて、一般車は進入できないし、駐車代を払うところには止めたくなかったみたい。2階だから、荷物を持って移動するのが大変そうだけど、事情がそうであれば仕方がない。納得の上、8名の選手団を迎えに行くことにした。ほぼ4時。

ロナルド似は、「僕はここで待っているから、選手を連れてきてね。」と言い放った。いいでしょう、いいでしょう。全然OK!

私は、駆け足で1階の到着ロビーへ向かった。
フライトはどうやら定刻より5分くらい早く到着していたみたい。ああよかった。間に合った。スノーボードという荷物がどんなものか、想像できないけど、出てくるまで、きっと時間がかかるに違いない。

実際、全員が出てきたのが、4時半をまわっていたと思う。2メートル以上ありそうなバックにスノーボードは入っていた。しかも重たい。世界の大会に出る選手の大切な仕事道具だから、私は触らないように気をつけた。
車が1台しか来てないから、4人ずつ乗ることにして、半分は空港で待ってもらうことした。4人を連れて、2階の出発階の駐車場へ向かった。これは、もちろん筆談です。「こんにちは。」は手話で出来ましたが、それ以降は全部筆談で説明してます。

エレベーターで何回往復して用具を運んだかな?女性選手3人も一緒になって運ぶから、私だって手荷物くらいはお手伝いしようと、力を合わせて、協力して、やっと2階に到着した。駐車場は自動ドアが開いてすぐ目の前にある。

私:「・・・・・・・・・・・・・・・」車がいない。

まさか!!!
奴は帰ってしまったのか?


もしかして、駐車場をほかの車に譲ったから、敷地を回ってもどってくるかも?と考え、選手に車の特長を伝え、そこで待っていてもらうことにした。私は下の階に戻り、昼間に使ったタクシー会社に行って、彼からの伝言がないか、確認に行った。




昼間とは違う人だったけど、Eurohotel Vienna Airport のゲストであること、送迎をしてもらう予定だったのに、御社が忙しくて、車をすぐに用意できないといわれ、フロント君が変わりに空港に来てくれてたこと。「ここで待っているね。」というのに、車の姿が見当たらないこと。などを告げ、「何かメッセージはない?」と、聞いたけど、あるわけないよね。

タクシー会社:「それで、送迎が必要なんでしょ?」
私:「そうです。8名分とスノーボード9本」
タクシー会社:「じゃあ、ホテルに連絡してみるよ。」


と、タクシー会社のマネージャーがホテルに確認の電話を入れた。
タクシー会社:「彼は、1時間も待っていたのに、あなた方は現れないから、待ちきれずに帰ったと言ってます。ホテルへは、一人10ユーロを払って送迎サービスを受けてください。と言ってます。」そういって、一旦電話を切ってしまった。

私:「・・・・・」

だんだん、足のほうから、顔まで熱いものが上がってきた。でも、まだまだ、こんなんで怒鳴り散らす私ではない。

私:「いいえ、送迎は無料と彼は言ってました。待っていると言われたので、彼の言った場所に行きました。これは約束なのに、どうしてでしょうか?私は払いませんよ。」

再び私:「3時半に送迎車2台を用意してくれと頼んだのに、車は来ないし、私達が空港に到着したのは4時。今の時計を見てよ。彼は1時間も待っていないのよ!!」

ちょっと、怒りが伝わった?


タクシー会社;「直接話す?」

私:「もちろん。」



タクシー会社の親分は、もう一度電話をかけなおしてくれた。

ロナルド似:「ハロー!うちの送迎は無料じゃないんだよ。だから、一人片道10ユーロかかります。それで、こちらに来てください。」

私:「冗談じゃない。あんたね、『ここで待っているから、連れて来い。』って、言ったじゃない。今でもお客さんたちは、あなたのホテルの車が来るのをあの駐車した場所で待っているのよ。今から来なさい!」

ロナルド:「僕には仕事があるし、行けません。うちの送迎サービスは無料じゃないんです。」

私:「いいえ、無料です。あなたがそう言ったじゃない。何度も私は『無料ですね?』って、聞いたでしょ?今更何でそんなことを言うのか、理解できないわ。あのね、このお客さんたちは14時間のフライトで疲れているの。時差も8時間あるの。しかもスノーボードもあって、移動がとても大変なのよ。わかる?あんたも見れば理解できるとは思うけどね。」

ロナルド:「マネージャーに代わります。」やっとかよ。

マネージャー:「マダム、そんなに怒らないでください。おわかりでしょうが、当ホテルの送迎は有料です。無料ではありません。」

ここで音がした。「プチッ。」電源入っちゃったよ。

私、本当に久しぶりに炸裂しました。やりゃできるじゃん。ポンセ。

私:「いい加減にしてよ。何、その言い訳。あんたのホテルの予約システムが悪いんでしょ。一つのWEBには有料とあり、もう一つのWEBには無料と書いてあり、お客さんが混乱するのは当たり前じゃない。しかも、散々「無料ね。」て、私は確認したのよ。送迎車の予約までしたのよ。来なかったけど。どうしてそのときに、『一人10ユーロいただきます。』って、言わないの?そうすれば、私だって納得できたわよ。ロナルド似が親切心で空港に送ってくれたのは、ありがたかったわよ。でも、それはサービスじゃない。お金がかかるなら、『かかります。』って、最初から言うべきだったのよ。それがサービスなんじゃないの?」

もしかしたら、あちらは最初から「お金がかかる送迎」と思っていたのかも。私一人が無料と思い込んでいたのかも?

マネージャー:「WEBにもちゃんと明記してあります。」

でも、ここまで言っちゃったから、後戻りは出来ない。もうちょっと、攻撃力アップ。

私;「今回どんなメンバーが来るか、私はホテルでも説明しましたよね。日本から8名聴覚障害者のスノボーチームが来ます。荷物も多いです。車もミニバン1台じゃ足りません。2台を3時半にお願いします。そう話したはずです。「無料ですね。」と何度も、たずねました。私もその無料と書いてあるWEBから予約しました。予約が入っていなかったですけどね。彼らの荷物を見てよ。フライト時間が14時間よ。時差が8時間。そんな疲れた客を相手に、今更10ユーロくださいって、どんな商売ですか?そういう商売をするのですか?それがお宅のホテルのホスピタリティーなんですか?
(この言葉はかなり説得力があったと見える。)

ちっ、足元を見やがって、こいつらマジ、ゆるせん!!!


マネージャー:「マダム、わかりました。それならこうしましょう。本来は10ユーロかかりますが、特別に50パーセントオフにします。お一人様5ユーロ。それでいかがでしょうか?」

ムッカー!!まだ言うか、おのれ!!

私:「5ユーロですら、払いたくありません。冗談じゃない。WEBには無料って書いてあるわよ!」

と言いつつ、もしかして、本当に私の勘違いだったのかも???ちょっと不安になってきた。ホテルのフロントには、「片道送迎お一人様10ユーロ」の看板があったし。それをみつけたからこそ、何度もしつこく「無料?」を連発して聞いていたのに。かれこれ30分以上もドンパチしてしまった。もしかしたら、選手団は送迎有料のホームページから予約を入れてるかもしれない。あとで恥かくかも?不安が湧いてきた。

私:「もうこれ以上待ちたくありません。お客様に相談してきます。これで納得されるようでしたら、再度連絡します。」

そういって、一旦電話を切って、選手団に確認。どうやら送迎にお金がかかるとは思っていなかった様子。そりゃそうだよ。日本のホテルの「シャトルバス」を名乗るなら、誰だって、「無料」って自動的に思い込むって。

「でもですね、どうやら10ユーロかかるのです。手違いでドライバーが帰ってしまったので、5ユーロにしてくれました。」

というわけで、タクシー会社に戻り、ホテルに合意を伝えてもらい、我々はホテルへ行くことになった。
タクシー会社も驚きの荷物で、配車の関係でミニバンが出払っていてため、何台かに分乗することになった。チェックインもあるから、私が最初に乗るべきだったのだが、運転手と口頭でコミュニケーションがとれるのが、私だけで、流れから、最後の車で行くことになってしまった。

まあいいや、どんなにすごい荷物で、こちらがどんな思いだったのか、ホテルも知ることになるだろうし。私は少し意地悪な気持ちを持って、空港で最後の車が来るのを待っていた。




ロナルド似ったら、これまた後で、私に噛み付くのよ、、、。ホント、まだ若い(あおい)。



もうちょっと、つづく。



Eurohotel Vienna Airport での できごと。 

スロバキアなのに、一番にウイーンのホテルを案内する私、まったく!勉強不足である。しかし、今回は本当に腹がたって、腹が立って、久しぶりに爆発した私を紹介したく、こうやって、記念すべきホテルとしてリポートします!




2月8日にデフリンピックのアルペンスノーボードチームが、現地での練習を早く始めたいことから、第一陣としてやってきた。その前日か前々日だったか、手配をしている旅行会社から連絡が入った。

これは日本選手団としての正式な渡航日ではなく、自費による事前合宿だそうで、まず空港近辺のホテルに一泊して、翌日、デフリンピック組織の送迎車でハイタトラスに向かう予定だ。私は空港でお出迎えをして、ホテルへ同行し、翌朝来る送迎車に選手が乗り込むのを見届けることが、今回の仕事だった。





さて、ウイーンの空港(Schwechat:シュウエハートと呼ぶ)はそれほど広くない。昔の羽田空港といってもいいような、こじんまりとしていて、判りやすい。1階は到着ロビー、2階は出発ターミナルになっていて、喫茶店とかちょこちょこある。オーストリア航空が全てを掌握している、赤いユニホームに「赤」が看板の、かわいらしい空港だと思う。

そこからウイーン市内中心まで、車で30分くらいなのだが、旅人やビジネス客は空港ホテルに泊まる。世界中の人が宿泊に来る。空港の目の前に一軒ホテルがあるし、(このホテルについてもそのうち語るとする。)少し離れたところにもバラバラとホテルがあるのだ。空港からブラチスラヴァ方面へ5km行ったところに、このEurohotel Vienna Airport は立っている。




旅行会社から、「とりあえず自分でホテルを予約してください。後で精算します。」とのこと。WEBで予約を試みた。グーグルでホテル名を探した。当然一番最初に出てきたものをクリック。念の為、2番目もクリック。
予約を入れたが、PCの調子が悪くて、なんだか怪しい。でもまあいい。空きがありそうだし、WEBでも当日でも値段の差があるとも思えない。

1番目のホームページには、「空港からホテルまでの送迎は片道10ユーロかかります。」とあり、2番目のホームページには、「our free shuttle service」とあった。当然、2番目から予約した。


当日、Krupinaから空港まで、3本のバスを乗り継ぎ1時ごろ到着。日本からのフライトは4時に到着予定なので、先にホテルにチャックインして置くべきだろうと、シャトルバスを探す、、、、が、ない。ホテルの名前の書いてある、「シャトルバス」はどこにもいない。到着ターミナルの前にある、バスターミナルにもそれらしきバスはいない、、、、。早めに来て正解だった。

ホテルの住所と名前をもって、バスターミナルに止まっているバスの運転手に聞いてみた。「このバスは行かないよ。」と返答はもらったのの、「さて、私はどうしたらよいのだろう」?少し、目の前に空気の固まりが見えた。多分私は目が点になっていたかもしれない。そこらじゅうのバス停の時刻表をみたけど、本当にそれらしいのがない。「仕方がないなぁ。」と思っていたら、さっきの運転手が空港内のバス案内所まで連れて行ってくれた。そこで事情を話したら「うちの会社とは関係ない。隣に行って聞いてみて。」と言われた。「隣ってなに?どこ?」と質問したが、それ以上は教える気がないようだった。ついため息が出てしまったが、親切な運転手は私を見放すことなく、「隣」のタクシー会社に案内してくれた。どうやらこのバスの運転手はちょっとこのホテルについて知っていたな。とにかく親切なオーストリア人だったので、「ありがとう。」を伝えた。

最初から、これだからね。どうなることやら?
タクシー会社にホテルに予約があるかをたずねられ、「YES」と答えると、さっさと車を用意してくれた。片道5km。「この送迎は無料なんでしょ?」と、ドライバーに尋ねる。「予約があるんだろ。ホテルに連れて行くから、大丈夫。」その言葉どおり、あっという間にホテルに到着。チェックインでは、私の名前は予約されていなかった。やっぱりPCの調子が悪かったしね。チェックインして、インターネットのID番号をもらって、部屋へ入った。日本から、お客様の名前の確認が来ていた。名前が書いてある紙を持って、再びフロントへ。

「今日の4時、このお客様が空港に到着するから、8人用のバス(私が乗ってきたタクシー)が2台必要だから、予約してもらえますか?」と、フロントと話す。名前を見て、フロントの女性は「そんな予約ないわよ。」と。

「あんたのホテル、どうなってんの?」と言いたいところを、ぐっと押さえて、「お客さんが直接予約しているから、部屋割りとかわからないのよ。もう一度名前をチェックしてもらえますか?」とお願いした。


フロント:「やっぱりないわね。」
私:「でも、8人は絶対ここに泊まるから。3時半に車を2台用意して。」と頼みこんだ。
フロント:「大丈夫。部屋は空いているから、全員シングルで予約を入れておくわね。」
私:「部屋があるなら、お客さんが到着してからでもいいわよ。」
フロント:「でも、私3時で交代なの。その前にやっておきたいから。」

そのうち、支配人らしき男性がやってきて、「部屋はあるし大丈夫。」と声をかけてくれた。
どうぞ、どうぞ。勝手はあなたが一番よく知っているでしょう?都合のよいようにやってくださいな。

そのまま部屋に戻り、3時半にフロントに行くと、彼女の同僚が座っていた。
ポルトガル人のサッカー選手、クリスティアン・ロナルドそっくりな男の子で、彼は笑顔で迎えてくれた。

私:「こんにちは。彼女から話を聞いたと思うけど、送迎を3時半にオーダーしたんだけど。」
フロントの彼:「もうすぐ来ます。日本人8人が泊まる予定ですよね。」
私:「そうですよ。」

到着まであまり時間がないので、私はナーバスになってきた。もう45分だよ。一体どうなっているの?
何のために打ち合わせをしたのだろうか?外に出て道を眺めても、車なんて来ないよ。フロントのロナルド君がやってきた。「僕が行くよ。」

ええ?フロント係りなのに大丈夫?


さすが、クリスティアン・ロナルド似、フットワークはいいよ。車の中でも「ハローは日本語でなって言うの?」とか、とにかくフレンドリーで。

私:「でもね。その人たち耳が聞こえないから、『こんにちは』って伝わるか、わからないよ。」と教えると、
彼:「大丈夫。彼らは口を読んでくれるはずだから。」
私:「そうか。そうだね。」内心、なんて前向きなんだろう?!こういう人って、ちょっと疑問。



そう、予感的中なのだ。




つづく。