2010年10月 

悲しい知らせと熱い涙 

最近、「熱い涙」について考えていた。
時々、自分が泣いていて、その涙の粒が「39度くらいあるんじゃないの?」って、思うことがある。
そんな時は、大体悔しい涙なんだよな~。情けないとか、自分の力じゃどうしようもないとか、悔しくて幼い頃は物に当たっていたけど、今はそれはしない。その代わり、涙の温度が上昇するのかな?
「こんな涙、流していないな~。」って、思っていたら、今日流すことになった。


またもや大・大事件が起きた。

今日は朝からラドママを迎えにブラチスラヴァに行く予定だった。
その上、ちょうど本日より夏時間から冬時間に戻ったので、
朝7時に起きたはずが、まだ6時だった。
弁当を作って、お茶入れて、子供たちも7時の教会に出かけ、掃除機もかけて(日曜日なのに)
準備OK!

みんなが帰ってきたので、出発だ!というときに、私はビンキーが小屋にいるのを発見。いつもは玄関まえに鎖につながれている。ラドに「なんで?」と聞くと、ニワトリを捕まえて殺すから、と。
確かに数日前に雄鶏を殺したけど、雌鳥はそれ以来注意深く歩いている。しかも、長時間不在なんだから、番犬が小屋に入っていたら、意味無いじゃん。
「私が外に出す。」と主張すると、
「もし、ビンキーを外に出すなら、5人でブラチスラヴァに行くよ。一人残れ!」と私に言い残して、車のエンジンをかけたまま、ラドは運転席で私の様子伺っていた。

売り言葉に買い言葉?そんなにひどく腹がたったわけじゃないけど、本日は晴天なり。
なぜ犬が外に出なはいけないの?ニワトリはなぜ放し飼い状態でいいの?
つまり、私は、犬よりだったということ。小屋から出した瞬間、車は走り去った。あーあ、置いてきぼり。
後から、ラドパパの家に行けばいいや、って、ビンキーを鎖につないで、ガレージのドアを閉めて、家の門を閉めたとき、鎖がピーンと張り詰めた。
「まさか!」
時、すでに遅し。
ビンキーは雌鳥を口にくわえて、地面に低く頭を下げた。強く噛んでいる。
悲鳴が聞こえた。私の口から、私の心から、叫び声がした。
今回は許せない。思い切り棒で叩いたので、ビンキーも早く離したが、あっけなく今にも死にそうだった。
「なんでなの?なんでそうなるの?それじゃ、ラドが正しいってことじゃん。」

私、なんでこんなに馬鹿なの?なんでラドの意見を信じなかったの?こうなるって、なんでわからなかったの?
ニワトリは少し目を閉じながら、目を覚ますような素振りをしたかと思ったら、「ぐぐぐ」と何歩か歩き、
息絶えた。ごめん。

一番悲しかったのは、今までずーっと楽しみにしていたタマゴが、この死に際に出てきて、ビンキーに噛み千切られた体のそばに、ひっそりと置かれていたこと。

ひどい、私、ひどい、私が悪い。ビンキーがかわいそうって、思っていた私が馬鹿だった。
所詮、馬鹿犬は馬鹿犬。そして、ニワトリも頭が悪いのだ。
そう、一番馬鹿なのは、飼い主のわたしなんだよ。

自己嫌悪。かなり興奮しているので、今日はここまで。
熱が冷めたら、
続きます。