スロバキアの民俗衣装 【クロイ】 

KROJの「J」の発音は、「イ」と「ユ」の間なのかしら?
このクロイに私は縁がないので、発音もよく分かっていない。

スロバキアの民族衣装といえば、想像がつきやすいと思いますが、日本で言えば着物です。
昔の人は当たり前のように、着ていたもの。今は、お祭りのときに見るくらいか、お年寄りが教会に行くときに着たりしてます。もちろん、普段着として、買い物に行くときなどに、着用するお年寄りもいますけど、都会では見かけることは、なっかなか、ありませんね。

豪華な刺繍の模様や、スカート、ブラウス、帽子などのコンビネーションは、その村のオリジナル。場所によって、デザインも違うし、特徴も違います。

テレビの家族向けクイズ番組で、「このクロイはどこの村のものでしょう?」って、全部覚えて、答えれば、賞金がもらえるってのも、見たことがあります。それほど、覚えるのもややこしい。ちょっとずつ、どこか違うんですねぇ。

さて、一昨日は、私のご近所さん、といっても40kmくらい離れているところに住む、日本人のお友達に誘われて、(強引にお願いして)その異文化をちょっとだけ、のぞいてきました!!


彼女のだんなさんのおばあちゃんが、この民俗衣装を集めている。

「クロイ文化が廃れないように、毎日着用して外出する!」

70歳をはるかに越えているのに、元気なその精神には、頭が下がりますね。いろんな方から、譲り受けてきたのでしょう。
柄もいろいろ。スカートだけで20着以上はありました。

私は、もうお腹が大きくなっているので、この重たいスカートを着用する気力は無し!
でも、昔の人は、お腹が大きかろうと、小さかろうと着用していたんだろうなぁ。

連れて行ってくれたお友達のお知り合いのフランス人の姉妹が今回のモデルさんです。
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「ブラウスはこの頃着用しないのよ。」と、おばあちゃんは、この上にカーデガンを羽織るそうですが、このお二人さん、都会っぽい洋装から、いきなり田舎娘へ変身しちゃったみたい。口に出して言わなかったけど、「ベルサイユのばら」に出てくる、マリーアントワネットの召使いに見えてきた。

不思議なことに、スカートを見ているだけだと、黒いほうが豪華に見えるけど、着てみるとまた違うのね。この白っぽいほうは、ペイズリーっていうんだっけ?あのミトコンドリアっている微生物に似た柄?あれなんだけど、すごく素敵でした。びっくりしました。まじ。

下着も日本の襦袢のように、3枚くらい重ねて、ボリュームを出しています。そしてスカートは後ろ身ごろと、前身ごろの2枚から成っています。スカートのひだの形を美しく保つために、紙が縫ってあり、規則正しい凛とした「ふんわり感」が漂っています。

そういえば、高校生のとき、毎晩、制服のスカートのひだをちゃんとみせるために、布団の下に敷いて寝てました。紙をぬってあるのは、この裏技と同じです。女性のおしゃれへの情熱が伝わって来ました。

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妹さんは、モダンな感じ。下着の白が見えるのも、なんかいいね。


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お姉ちゃんには、「かわいい!!」って、私は何度もつぶやいてしまった。


おばあちゃんの、たくさんのコレクションから、お気に入りを選ぶのも大変そうなのに、二人ともすぐに、「これ!」って、決めていました。女性って、おもしろいよね。男性なら「どれでもいいです。」とか言いそうなのに、、、、。

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スカートの曲線が美しいので、後ろ姿を思わずキャッチ!

用事があったので、私はここでお別れしましたが、おばあちゃんのお隣さんに遭遇。これまたお願いして1枚取らせていただきました。







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これこそスロバキアのおばあちゃん!でも、最近こういう人も見かけなくなったような気がする。「おばあちゃん」と呼ぶ年代に、私が接近しているので、あまり「おばあちゃん」として意識していないからかもしれない。




クロイを保持することも大変です。場所だってとるし、保管だって手間がかかるし。家の倉庫で眠っているという人も多いと思います。普段の生活で、クロイに出会えるのは、田舎だけだし。

貴重な体験ができて、楽しい一日でした!
あっこちゃん、ありがとう!!