2013年01月 

包丁を研ぐ人 

ず~っとくすぶっていた質問があります


なぜくすぶっていたかといいますと、

聞いてもいいのかな?

それとも

聞いたら恥ずかしいことなのかな?



どうでもいい事って、意外と質問しづらかったりしませんか?特にくだらないことって。。。。






ずばり、あなたの家では誰が包丁をとぎますか?



ここ数年、スロバキアではセラミック製の包丁が流行っています。ステンレスの包丁に比べて価格が安いので、皆さんは使い捨てしているのではないかと思いますが、私は日本でセラミックの包丁研ぎ棒を買ったことがあるので(知らずにステンレスの包丁用に使っていた!)多分、あれを利用すれば、再生も易々なのかもしれないですね。

新しいうちは、確かに切れ味がいいのですが、落としたり、ぶつけると歯が欠けやすいので、丁寧に扱わなくてはいけない。そんなわけで、セラミック包丁を使う面子は大体決まってきます。



話が少しかわりますが、やはり包丁もこちらのものと、日本のものはかなり違いがあります。
スロバキアに来てびっくりしたのは、小さい「果物ナイフ」が大活躍しているということ。



意外と日本だと使わないですよね???でも、ここではジャガイモの皮をむき、芽や痛んだ場所を「くりっ」とそぎ落とす時など、頻繁に活躍しているのです。


あとは、細いパンきり用、ケーキ用などがありますけど、日本のような野菜用の包丁はあまり見ませんでした。
その形は、やっぱり西洋のサーベルを小型にしたような感じです。このほかにも、肉の骨まで叩き切る用のとか、あったりして。歴史の違いかなぁ?


我が家の場合は、ラドが日本の生活を見ていたので、私が包丁を欲しそうにしていたのか(?)ポルトガルに行った時に、手軽なものを買ってきてくれました。。。。が、


品質が大変によくない!ステンレスなんだけど、めちゃくちゃ切りにくい。どうしてなんでしょうね?もともとの金属が包丁に向いていない、製品の質が悪い、など理由はきり無くあげられます。

日本の包丁は歯が広くて薄い。こちらのは、歯が狭く細くちょっと分厚い。



スロバキアのオペラ歌手でグルメで有名な人がいますが、「日本で公演する度にお土産に包丁を買って帰る」という記事を新聞で読んだとき、「やっぱり!」と、うなづいたものです。


つい、先日まで大型スーパーのテスコでも、

スタンプを集めて「ゾーリンゲン」の刃物を安く購入しよう!!


というキャンペーンをやっていました。


でも、私は知っています。意外かもしれませんが、「made in Ceskoslovensko」製品は切れ味がいいのです。
研げば研ぐほど研きがかかる。もう歯が幅3cmくらいになっちゃうくらい、研ぎ澄まされてしまっていたりするけれど、めちゃくちゃ使いやすいんですよ。金属がいいのかな?なんでなんだろう?



話を戻しますが、私の包丁は使いづらいんです。でも、新しいのを買うのも勿体無くて、ずーっと使っています。
もちろん、私が研きます。だって、ラドさんは子供と一緒にセラミック派に寝返りましたから。
不憫な私をみて、ラドパパが時々、包丁を研いてきてくれます。義父さんはもちろんラドママの包丁を研きます。




ここからが重要なんです。
8月にいらした日本のお客様が70歳を超える方だったのですが、その日はラドパパが観光のお手伝いでドライバーをやっていたところ、その仕事ぶりを見て、



「お義父さんはマメな方でしょ?うちのもそうだったのよ。いつも包丁なんてね、ちゃちゃっと研いでくれていたのよ。」



と、うっとり昔話を語ってくれました。




そういえば、日本の母が父への愚痴で


「包丁くらい研いでくれればいいのに。男の仕事なのに。」


と、よく言ってましたね~。




どうなんでしょうね?
年代を考えると、国境を越えた共通事項が見えてくる。
どうも包丁は男性が研ぐものだったみたいだ。


時代がかわった?台所に立つ時間があるか?研ぎ石を持っている人はいるか?(あの100円均一のやつじゃなくて)今は台所に立つ時間の多い人がやるべきことなのだろうか?


時代劇とかでも、研ぎ澄まされている刀を持たない侍は恥ずかしいとか、映画で観たような記憶がある。それは鉄砲の手入れをしていない兵隊が戦場に行くようなものだ!とか、死んだ父なら言いそうだ。(父は、たまーに包丁を研いていた)ラドパパは、兵役に行ったので、靴を大切にしてよく磨いている。


話がとんだ。

今の時代はどうなんだろう?




これが、私の聞きたかった質問です。よかったら、みなさんの家では誰が包丁を研ぐのか教えてください!