電子サインの手続きに行きました 

スロヴァキアに在20年以上になっただろう。
その間、日本に1年以上住んだり、
5人のうちの3人は、日本で出産してるので、
3か月以上滞在していたり、
スロヴァキアの地を踏んでいるのが、
トータルで20年以上になったのではないかと思う。

先日、10年ぶりに、永住権カードを切り替える必要がありました。
それは、日本のパスポートの有効期限に基づき、
永住権も更新しなくてはなりません。

なんでも早目に始めておかないと、いつ何が起こるかわからない。
チャンスのある時に、こういう手続きはやるべきかな?と、
7月に切れるパスポートだが、3月から準備を開始した。

特に、
スロバヴァキアでは外国人は、身分証明書の携帯が義務付けられているから、
どこで、警察に提示を求められるかわからないし、
不携帯で罰金を徴収されるなんて、バカバカしい。


さすがに、この田舎では、知られた住民だろう、
警察に、


「ちょっと、ちょっと、そこの外国人、身分証明書を見せて!」



と言われたことはない。

パスポートの提示を求められる時といえば、
、銀行に行って、振込をする時くらいだろう。



ところで、スロバキアの警察は町の民間警察と、国家警察の2種類あります。
今回は出入国などを管理する、国家警察のほうの外国警察部署の管轄です。

まめなことに、この機関は2年に一度くらい、
私がこの地に住んでいるか、確認の訪問をしてくれます。

「どう?元気?」ってな感じで、ぶらっとやって来て、
5分くらいで、さっさと帰ってゆきます。
不審者ではないか?
本当に実在し、生活をしているのか?を確認するだけです。


ここは地方だから、数も知れているでしょうが、
首都のブラチスラヴァなら、大変な作業ですね。





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バンスカービストリツァのSNP広場



さて、日本のパスポートも新しくして、
外国警察で新しい永住権カードも取得しました。

しばらくして、何か忘れていること???う~ん???なんだったっけ?
これがいわゆるTOSHIなんですね。


税金申請の時に、会計を任せていたラドのいとこに「あれやった?」と聞かれて
やっと思い出した次第。



そうなんです。今年の1月にお触れが来てました。
会社を経営者については、身分証明書カードに電子サインを登録すること!
しかも、6月末日までに、行うこと!!←忘れていたぁ~。やばい、やばい。
この間、永住権カードを受領した時に、登録すればよかっただけの話なのに、
完全に頭から抜けていたよ。ガクッ。


電子サイン?なにそれ?
ですよ。とほほ。


すごく簡素な説明で済みません!電子サインとは、こんなもの。
→ウエブ上で公式文書にサインをするときなどは、登録した暗唱番号を押すことで、
サインをしたことになる

ス ロ ヴァ キ ア ハ イ テ ク じゃん

この身分証明書カードとは、書いて字のごとく。
国の機関が発行するものです。日本には存在しないのではないかしら?
巷ではグリーンカードなんて言われてますが、緑色じゃないです。

スロヴァキアでは、15歳から身分証明書を持ちます。
これは、パスポートの代わりにもなり、EU圏内はパスポート無しで旅行ができます。
15歳未満の子供はパスポートがないと、外国には行けません。

話を戻して、
私の場合は、スロヴァキア人ではないですから、
身分証明書は日本国のパスポートであり、
スロヴァキアでは、永住権カードが渡されます。

さて、この永住権の中に、情報をいれなくてはならない。
またもや、外国警察へ。


朝7時から夕方5時まで営業の、水曜日に行きました。
到着したのは午前10時。スタートが遅かった。
スロヴァキア語の画面を押して、番号札をもらった。
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なんと、711番。要するに11番目ってことなのね。


警察の昼休憩をはさんで、待つこと約3.5時間。
待合廊下には、外国人とその付き添いおよそ20人が、
ひたすら「待ち」の状態。

700番代のほかにも、400番代、100番代の番号などが、
黒い電子版に表示される。

赤ちゃん連れの4人家族+おばあちゃんという5人組、
ロシア語を話す娘、母、お婆ちゃんの3人組が、私と同じくため息をつきながら
その待合時間をもてあましていた。

番号表示が「ピンポーン♪」の音とともに、点滅し、
その度に、顔を持ち上げ、番号を確認しては、ため息。

4人家族のお父さんが、朝からしゃべりっぱなしで、
いい加減耳が痛い。

「もうちょっと小さな声でお願いします」


本当はお願いしたかったけど、
明るい仕草と大きな声は、待ち人たちを励ましているかのようで、
文句を言う気にはなれなかった。


「ピンポーン♪」

次は誰の番だろう?
点滅を見ては、ため息。
だんだん、LOTOの掲示板を見ているような錯覚を覚えてきた。

「ねえ、次はそろそろあなたじゃない?」ロシア人のお婆ちゃんが言えば、

「いや、誰が勝ち取るか?だな。」と、子連れのお父さんが言う。

その冗談にみんなが微笑み、励ましあった。

「ピンポーン♪」

なんと!!



やったー!!大当たり!!


「当たった!行ってくるね!」
と、私は演技混じりで、待ち組を脱出した。

受付の部屋に入ると、すぐに、あのお父さんも入って来た。

制服を着た警察官に、

「すみませ~ん。ここは、LOTO売り場ですか?次は302番でしょ?302番を当ててくださいね~!」

と、冗談を言いながら、すぐに出て行った。


警察官のほうも唖然としながら、

「今の結構面白かったよね?」
女性警察官も喜んでいる。

「いいんじゃない?次はあの人を呼んじゃおうよ!!」

すかさず302番の番号が掲示板に点滅したらしい。

「いやっほ~、ありがとう!!」

と、4人家族+おばあちゃんたちが、嬉しそうに入って来た。


いいなぁ。スロヴァキア!まんざら捨てたものじゃないなぁ。




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SNP広場にある霧吹き





入って来たお父さんは、朝から電話で確認していたことや、
その対応の悪い部分を指摘した。

遠方からやって来ているから、対応が曖昧だったので、来てから不備を指摘されても
困ってしまう。

ごもっとも。
3時間半も子連れで待たされ、それでも冷静に話が出来る人だった。

警察の対応も、さすがに高圧的には出ず、親切にいろいろと手を尽くしていた。
お父さんの満足は、

「Ty si zlatá.」 (ティ スィ ズラター)

という言葉に込められてた。

Zlatoは「金」なので、直訳すると、「あなたは黄金よ!」ですけどね。
そういうわけにはいかないですね。

「あなたには感謝しています。ありがとう」だったのでしょうね。


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7月から日本での公演が始まる国立オペラの本拠地バンスカービストリツァのオペラ劇場



久しぶりに、まっとうな人に会ったわ。なかなかいないよね。
ユーモアと正義を上手く使い分け、ちゃんと相手を立てる、感謝を伝えることができる人。

私自身も外に出ることで、こういう場面に遭遇できるんだ!
耳はダンボで、他人事を楽しく横目で見ていた私ですが、、
家まで50km。足取り軽く、清々しいきもちで家路に着きました。



そうそう、もちろん電子サインの登録も滞りなくできました。
6月が終わりますね。
今年も半分が過ぎて行きます。

皆さんも、健康にお過ごしください。