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デフリンピック中止 その2 

2月11日のスロバキア時間の4時にデフリンピックの中止が正式に決まりました。
私は、そのころすでにウイーン空港で、15名の選手団の到着を、「今か、今か。」と、待っていた。


この日は偶然に、例の日本料理をスロバキアでレッスンをする先生と「キングオブ宇都宮」さん(私が横断幕を用意するのに命名)が選手団と同便で到着することが、事前に判ったので、二人を迎えに行くスロバキア人の知人が、ブラチスラヴァからウイーンの空港まで、車に乗せてくれた。その後のハプニングは、彼らがいなかったら、私は空港で倒れていたかもしれないくらいだった。3人の友人よ!協力感謝です。私からはお礼のお返しもできなくて、ごめんなさい!!今度、恩返しします。

どうしても、デフリンピックになんらかの形で参加していたいと思っていた私は、日本のろうあ連盟に連絡を取り、今回の旅行手配をする会社を紹介していただいた。「私に協力できそうなことがあれば、お声をかけてください。」という文章を書いて、メールの送信ボタンを押すときは、「返信が来ますように。」という祈りの気持ちと緊張が入り交じった。


それから、いろいろなやり取りを重ね、最終的に、デフリンピックの日本選手団に帯同することになった。それは、1ヶ月前に「デフリンピック」の存在を知ったばかりの私にとって、嬉しい気持ちで一杯のはずなのだが、同時に不安も広がった。それ以上に、「どうしても帯同しなくては。」という、使命感が一番強かった気がする。


結果を先に言ってしまうと、「スロバキアデフリンピック協会の資金繰りが悪いための中止」だった。

そして、日本の11日の昼すぎに出発した日本選手団の搭乗した飛行機が、ウイーン空港に到着するころ、その中止が正式に決まったのだった。

それからは、あっという間に時間が経ってしまった。

苦しかった一日目。重たい空気の2日目。緊張の3日目。怒りの4日目。一体感の出てきた5日目。日本帰国への緊張の出てきた6日目。選手が帰ってしまいさびしい7日目。運命の8日目。


こうやって、家路に着き「ホッ」としたところだが、一つ悔しいことがあった。それは、運命の8日目とした。



あっという間の1週間で、その日の出来事すら思い出せないほど、疲労感を感じる日々だった。あの疲れはなんだったのだろうか?

少しだけ手話も教えたいただいた。握りこぶしで、手首をたたく。まるで肩を叩くように。手首を「トン、トン、トン、トン」叩くと、「お疲れ様でした。」の意味になる。


選手の皆さん、コーチ・監督の皆さん、スタッフの皆さん、手話通訳のお二人も、旅行会社の親分さんも、総監督さんも、皆様お疲れ様でした。

選手の悔しさは私には計り知れないものであり、そこに触れることもできませんでした。次への4年間は、これまた長く、この気持ちを保ち続けることも容易ではないはずです。でも、負けないでください。年齢的に、いずれの選択をせまられることがあるかもしれません。その時は、良く考えて自分自身で決めてください。

皆さんにお会いして、これまでの人生では体験したことのない、全く知らない世界を垣間見ることが出来ました。とても文章で簡単に説明できるような、そんな経験ではありませんでした。


「すき!すき!スロバキア」なんだけど、不甲斐ない、情けない、スロバキアを見せつけられました。


スロバキア共和国の政府がもっと国際舞台を重要視しなくてはならない。→世界に向けての謝罪の言葉すらない。

今回のように、無視をしている政府に対して、「だまっていない世論」が育つ環境が必要である。→スロバキアがそんな不名誉で世界に名を馳せてよいのか?



答えはまだ出ないかもしれませんね。



また、明日も太陽が昇ってくる。時計は12時過ぎを指しているので、私はもう寝る事にします。
おやすみなさい。
「トン、トン、トン、トン。」



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コメント

みなさま、お疲れ様です!

キツネさん

お気遣いありがとうございます。日本に住むのと、スロバキアに住むのだと、入ってくる情報も違いますし、極端に言えば、「郷に入りては、郷に従え。」ですよね。こちらのやり方を、日本から来た人にさりげなく伝えるというのは、大変難しいことでした。
って、全然説明になってないですね。(笑)

突っ込みどころ満載でしょう?!
本当に、そうですね。

B9MOMさん

こんにちは。
「生きていれば、選手の方が輝けるチャンスがある!」
暖かい言葉ありがとうございます。デフリンピックの選手は年齢が30代半ばなので、果たして次の大会まで、この悔しさを保ち続けることができるのか、がんばって欲しいです。最年長47歳という選手もいるんですよ。ぜひともがんばって欲しいです。

また、日本の職場や周囲の理解が同時に必要になりますから、今回の中止がきっかけで、「デフリンピック」が世間に知られたと信じたいです。

mizokichiさん

「デフリンピック」というからには、少なからず国際的な大会であり、FISのルールにのっとった、国際試合でもあるのですが、スロバキア政府は初めから、協力(投資等)の意思なしを伝えていたようです。

スロバキアは四国の四分の三くらいの大きさと言われてます。こんな小さな国と中国じゃ、規模が違うでしょうが、悪党はどこにでもはびこっていますよね。

5月にはアイスホッケーの世界選手権が行われます。これがスロバキアで行われる国際的な大イベントであることは間違いありませんし、政府も巨大なる額で協力しています。
仕方ないですね。その辺が知名度の違いと言ってしまえば、そこまでですから。

まいど

成田空港から買いてます。
デフリンピック、本当に残念でしたね。選手の方々の気持ちを考えるとやりきれないですね。
中止の理由を知って驚きました。
スロバキアは、正直よくわからないけど、そういうものの責任体制はどうなんですか?
というのも自分もこういうイベントを仕事としてする事もあるので…。
僕らがもしやったら、資金繰りの問題で中止などという事は何があっても考えられない事なので…。
リスクマネジメントを徹底的にするんです。だから余計びっくりしてます。
ちなみに中国は、この手の理由で催事が急きょ中止になることはよくあります。
ポンセさん、責任感ありますね。
お疲れ様でした。

なんか情けないニュースだったし、これでスロバキアってなんてひどい国なんだ!って印象を世界の人に植え付けてしまったような・・・
資金繰りって、ちゃんと前々から計画してるんだから・・・なんとも言えない憤りを感じます。
せっかくこの日を待ってた選手達の晴れ舞台がなくなって本当残念だわ。

ポンセさんもいろいろ勉強になったのかしらね~。お疲れさまでした!

こんばんは!
残念でしたね、デフリンピック・・・
選手の皆さん、一生懸命練習されていたでしょうから、悔しかったでしょうね。
予算の関係ならもっと前から分かっても良さそうなものなのに、そういうわけにもいかなかったんでしょうかね?

でも、生きていれば選手の方が輝けるチャンスはあります!

トン、トン、トン、トン、

ほんとに、ほんとに、ご苦労様でした。まずは休んで、頭を冷やしてください。
もっと詳しいことをお聞きしたいので、大変でしょうが、このブログにUPしてくださいね。運命の8日のひとつ悔しいこと、とは何だったのでしょうか?。
今回の問題に関しては、「どうして?!」と突っ込みどころが満載です。スロヴァキアサイドもそうだけど、国際デフリンピック委員会だって、日本側の対応だって・・・。来てしまった選手達が一番気の毒!!!!!。

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