出産の病院選び 

臨月に入ると、1週間に1度の検診が始まる。(それまでは、2週間に1度だったのですが)

クルピナの病院は、市が経営困難ということで、2,3年前に、産婦人科を閉鎖してしまった。個人医はいるので、一般的な診察や治療はそこでできる。しかし、出産や手術は、近隣の市にある病院に行かなくてはならない。

今回私は、約20km離れたユネスコの街、バンスカーシュチアウニツァで出産することにした。選択のもう一つは、ズボレンで、約27km離れている。しかし、バスがまあまあ頻繁にあるので、交通の便はこちらのほうが良い。クルピナとバンスカーシュチアウニツァは、一日に1本の運行しかない。

でも、ズボレンの病院は、クルピナの妊婦を邪険に扱うという噂があって、皆がバンスカーシュチアウニツァのほうで産むのが、昨今の流行となっているらしい、、、、。

通っている個人医のおばちゃん先生は、ズボレンのほうが、医療技術が高いから、赤ちゃんに「もしも」のことがあったら、対応が早いのはズボレンだと教えてくれた。

妊婦同士の会話だと、バンスカーシュチアウニツァのほうが、のんびりしていて、雰囲気もいいよ!と。


正直、どちらかといえば、交通の便のよいズボレンのほうが、買い物の楽しみとかあるし、行き来しやすいから、そっちがいいのだけれど、なんせ街の大きさや人口を考えると、混んでそうだし、ユネスコの街で生まれた方が、子供が大きくなったときに、思い入れがあるかもしれないなぁ!などと考えてしまう。

だから、今回はシュチアウニツァに決定。
でも、クルピナからだと、ひと山越えをします。山道は冬に雪が降ると通行できないし。熊が住んでいるし。もちろん、熊だけじゃないけど。運転する人は楽しそうですが、揺れる度に、お腹もゆれる妊婦には、ちょっと山道はキツイのである。

P4055701-a.jpeg
バンスカーシュチアウニツァといえば、このモニュメント。「ペスト撲滅祈願碑」
(ここは、病院から2kmくらい離れているので、毎回観光にやってきているわけではない。)


おお、話がそれてしまった。

産科は月、火曜日、木曜日の朝9時からの診療でなのだが、今日は3人も妊婦さんが産気づき、看護婦もお医者さんも忙しくて、9時に到着したら、誰もいなかった。患者が2人ほど、椅子に座って待っているだけ。そんな理由で、終わったのが、12時。日本の病院といい勝負かな?

病院を選ぶも何もないんだけど、一番重要なこと、、、看護婦さんに知り合いがいる。だから、こちらに来ただけなんだけどね。彼女のおかげで、順番待ちの恐怖と不安が、少しだけ回避できているし。「次に、あなたを呼ぶから。」と、いちいち世話してくれる。

スロバキアの順番待ちは、バスもそうだけど、日本のように、来た人から名前を呼ばれるわけではない。最近は賢い人が増えているからか、病室のドアに番号札とか置いてあったりする。これがあると助かるのだが、まだまだ「そんな必要ないわよ。」とか、「これはなあに?」と、使わない人もいる。

個人医では特に、待合室らしきところについたら、誰が最後かを聞かなくてはならない。

「こんにちは。どなたが最後ですか?」と、聞く。

すると、みんなが指をさして教えてくれる。そして、順番が来るのをひたすら待つだけ。


しかし、この産婦人科は、心音を聞く部屋が3台あるので、妊婦さんは、開いている部屋に行って、心音を計り、それから受付へと向かう。受付で血圧、体重、尿を調べた後、産科の待合室に通してもらえる。しかし、受付の待合室と産科の待合室は同じ場所なので、混乱してしまう。

あの人は、私よりも先に来ていたけど、心音があちらだったから、受付が後になってしまってた,,,場合。


私のほうが、先に産科に通してもらえるのだ。うーん、この構造を知るのに、2週間かかった私。大体、スロバキア人女性が金髪だと、みんなが同じに見えてしまう。ちょっと変わったファッションだと、覚えやすい。私の場合はアジア人で珍しいから、みんなが「あなたの番よ!」と、教えてくれるので助かる。しかし、これは産婦人科の場合の話である。皆が「出産」という目的で来ているから、お互いに助け合い、気を遣い合う。

小児科などは、熱でぐずる子供を早く診てもらいたい親と、乳児のいる親との小競り合いになる。日本もそうなのかな?
1歳未満の乳児は、待つ必要がなく、すぐに診てもらえる。これは、スロバキア暗黙の了解。

しかし、熱でぐったりしていたり、泣きべそをかいて待っている子供の親はたまったものではない。ムッとするが、そういうお約束なので、仕方がなく、順番を譲る。文句を言いながら、嫌味を言いながらの人もいるし、赤ちゃんがいれば、「当然でしょ。」という顔で、入ってゆく人もいる。

私も一緒になって、心の中でむかつくだけ。でも、自分が乳児を抱えている時は、この切り札は使わないようにしている。
「急いでないし、時間があるから。」とか、「赤ちゃんが眠っているから。」とか、言いながら、自分の順番を待つようにしている。

そこがまだ、律儀な日本人なんだわね。

出産までのカウントダウン始めました。クリックしてね!→にほんブログ村 海外生活ブログ 東欧・中欧情報へ
にほんブログ村

スロバキア人がちゃんと守れる順番待ちとは、スーパーの「買い物かご待ち」くらいかもね?






関連記事

コメント

Samansaおばさん

こんにちは。
気がついたら、ホント、カウントダウンもあと19日を指しています。なんだか早くないですか?って、他人事みたいです。

そういえば、このごろ、mizokichiさんの更新がないので、ちょっと心配です。

どっちが先に産まれるかな?

もうそろそろご出産では・・・?と思っていたら、カウントダウンが始まっていたのですね!! 母子ともに無事ご出産されますように、そして元気な赤ちゃんの産声を聞かれますように、お祈りしていますよ 
  • [2011/10/01 11:41]
  • URL |
  • Samansaおばさん
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

まいこちゃん、エリック!ありがとう

カウントダウンが始まってから、だんだんその気になってきたよ。

もうね、ここまで来たら、元気に「おんぎゃー」って、声を聞くだけが楽しみだわ。

どんなお医者さんか、評判も大切だしね。コネがあると、親切だしね。でも、実際にかかってみて、相性もあるとは思うのだが、ここは選択の余地がない、、、、。

ここの買い物は、お年寄りは朝早く来て、しっかりと孫の分まで買うような人が多いから、大量に買い物してるよ。どちらかというと、若い人が、ジュースとかパンとかだけを買って帰るよ。例えば、休み時間に来てとかね。

そういうとき、私も「先にどうぞ。」って、譲ってる。
お年寄りには、値段を読んであげることはあるかも。
土地柄?関係ないか??

コメントありがとう!エリックにもよろしくね。

こんにちは!
出産もうすぐですね~。
私もエリクも、元気な赤ちゃんが生まれてくるよう祈ってますよ!

スロバキアで病院にかかる場合、コネ(繋がり)が大事な気がします・・
まず予約取るのに、そこにかかっている患者を介す(紹介してもらう?)のが必要とか・・。
最初これを言われた時、全然理解できませんでした。
病院は誰にでも開かれてるもんじゃないのかっ!?って。
こちらのシステムを理解するのに、中々頭が追い付きませんでした。

買い物もレジ待ちしてると、
「私、買い物これだけで少ないから、先通して」
っていうのがありますね。これを言うのは、年配者が多いかな?

笑っていきてんさんこそ、コメントありがとう!

いつもやさしいコメントありがとうございます。

「塵も積もれば山となる」で、小さな幸せが山となり、今や私、5人の子持ちのおばさん(おば山)です。

そういいながら、掃除しなくちゃ!と、床の塵を見て気がついた!

ポンセへ

コメありがとう。
丈夫なあかちゃんきたいしています。
幸せはポンセのためにあるようなもの
だから充分にしあわせになりなさい。
それからおさつ・おれいの言葉ごめんね。

Barビーンズさん

こんにちは!お名前からも、ゼリービーンズからも、「お豆が好きな人かしら?」と、想像してます。

出産は、その時は大変ですけど、もっと大変なのは、生まれてからの生活ですね!睡眠時間も減りますけど、相手が自分と違う意志を持った人間なので、こちらの思う通りに事が進みませんからね。

でも、赤ちゃんに会えるのが、だんだん楽しみになってきました!

コメントどうもありがとうございます。

はじめまして!

先日はコメントありがとうございました。
私はまだ出産を経験していないので「あわわわ、出産って、妊婦さんって大変だぁ」といつも驚きながら記事を読ませていただいてました。
地域柄もあるでしょうけど、やっぱり出産って神秘的ですね。

無事身二つになりますように♪

えこちゃん

スロバキアの分娩、その人によって無痛でも自然でも選べるけど、無痛にしたいときは、赤ちゃんを取り上げてくれる先生をリザーブして、「頼みますね!」って、ちょっと謝礼を渡すことが多いんじゃないかと思う。

私は、自然ばかりだよ。もう5人めだしね、、、、。痛いけど、まあ、しょうがないよね。赤ちゃんもお互い様だと思っているはずだわ。眠ったまま出てこられても、心配だから。

写真は、FACEBOOKで公開するよ。ブログでは、恥ずかしすぎる、、、、、。出産後って、顔がむくれるしね。ははは。


スロバキアは、自然分娩が主流なの?
それとも無痛分娩??
ポンセさんは何?
病院の写真がみたいな~。ポンセさん中央で。

Meikiraさん

遠い東の空に向かって、お礼申し上げます!!

生まれたら、しばらく母親は24時間体制です。それが一番辛いですよね。

テレビで赤ちゃんの泣き声を聞いても、すぐ振り向いちゃうようになります。落ち着かない日々です。お酒も飲めないし。

健康で元気な赤ん坊!これだけです。がんばります。
お腹は重たいけど、今が一番自由な時間です。

きなりM&Oさん

「うちはもうない」なんて、私も同じように考えていましたからねぇ、、、。誰にもわからないですよ!!

ラッシュの波に乗っちゃうかもしれないじゃないですか??

コメントありがとうございます!頑張って、いきんできますね。

大変ですね

こんにちは
私は男なんで本当に判ったて言えないでしょうが、
お母さんて大変ですね一心同体てこの事でしょうか
敬しますようお母さんは、
元気な赤ちゃんを無事にご出産ください、
遠い東の空から祈念いたします

ポンセさん、こんばんは
我が家は、もうないですが
最近、周りの友人、お客さんが
出産ラッシュ!!

元気な赤ちゃんが
生まれてきますようにv-290

B9MOMさん

B9MOMさん、20キロなんて、あっという間ですよ。私の運転じゃないけど。山道を登って降りるんですが、途中の村では50km/hで、あとは80km/hの道(国道)なので、道を知っている人は、ガンガン飛し、20分くらいで到着するんですよ。

渋滞がないし。車がすれ違う時は注意が必要で、私は山道のカーブが苦手なので、ついゆっくり行ってしまいますが、気がつくと、誰もいない道に後続車がいたりし
て、焦ります。

そちらの交通事情はどうですか?やっぱり渋滞が多いのかしら?

そうなんですよ。カウントダウンを始めました。妊婦卒業式が待ちどおしいです。

いつもコメントありがとうございます。

こんにちは!

そうかー、日一日と出産の日は近づいているんですよね。それにしても、20キロとは・・・・・。かなりの道のり。しかも、山を越えてなんて、なんだか時代が大昔なんですけど。

クマに遭遇せず、無事に出産されること、心から祈っております。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://sukisukislovakia.blog135.fc2.com/tb.php/195-4d9af344