Sebechleby oberačka 【セベフレビーのワイン祭り】のつづき 

ワイン祭よりも、愚痴を書いてしまいましたが、まあ、お酒も入らず、無礼講!なんて、叫ぶこともできないし、のんびり雰囲気を楽しむしかなかったのは事実。

歩いて山の上に着くとすぐに、ラドパパは別行動を始める。そういう人なんですよ。
「大丈夫。迷子にならないから。ちゃんと見つけるから。」と、先へ急ぎどこかへ消えてしまった。

ラドも運転手だから、今日は飲めないので、言葉も少ない。子供はひたすら風船を探しているし。
お祭りの楽しみって、なんでしょうね。言葉にできないウキウキ感と、いい匂い。
そういえば、スロバキアって、ゆでたとうもろこしは売っているけど、焼いたのは無い、ましてや、おしょう油の焦げた匂いや、焼きそばのソースの香りもないものね、、、。







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屋台の売り子さんです。どこかで見たことがあるような??誰だろう?

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この村のクロイ(民族衣装)ですね。小さい女の子とお揃いのクロイだったのに、カメラを向けたら、女の子は恥ずかしくて、走って逃げて行ってしまいました。











しょうがないから、民族博物館に入ってみました。地元のおばあさんたちが民族衣装を着てお出迎え。小さな2間の家に通されて、「スロバキア語で大丈夫?」と逆質問され、「なんとかなるでしょう。」と、説明を聞いていたが、子供が出たり入ったりするので、聞くのにも集中できず。そのうち、親戚が入ってきたので、タイミングよく、私は脱出!(おばあさん、ごめんなさい。)


「子供たち、おばあさんが説明しているんだから、ウロウロしたら失礼よ。外に出なさい!」って、子供の行儀の悪さを利用して、外へ出てみると、ラドとラドパパが誰かと話をしていた。

「こっち、こっち。」と呼ばれて行ってみると、ラドパパはもう、完全にお顔が真っ赤っか。ありゃりゃ。さっき、民族博物館で、すでにラドママから、「今どこ?なにしているの?ラドパパは?」と3大チェックが入ったところなのに。

大男が立っていた。この人も「まあまあ、飲んでます」状態で、握手をしてきた。

「いつも、話にはきいていたけど、会うのは初めてなんだよね。」

と、自己紹介をしてくれた。そう、この大男がラドパパの元同僚。民族博物館の前の家の人だった。

うあ、やったー。蔵見たい!!
私の密かな楽しみ。建物を見る。蔵や倉庫を探索して、古いものを見つけたりするのが、大好きなのだ。この家は場所もいいし、なにが隠れているんだろう?

ズーズーしく、「ここは、お宅の蔵ですか?入ってもいい?」と、強引にお願いする。ラドやラドパパがあらかじめ、私の目的を話していてくれたらしい。仕事に結びつけたくて、見学に来ていると。

この家も先日と同じような蔵で。やっぱり大きかったけど、石の階段がなんと500年以上前のだから、真ん中が磨り減っていて、転びやすい。横向きに降りるように指示されたとたん、ラドが転んだ。
そう、妊婦はあくまでも慎重なんですよ。

奥に進むと、石の貯蔵部屋がもう一つあった。大きさは3分の一くらい???何だろう?ここは??懐中電灯もないし、そこで立ち止まっていると、大男さんがやって来て、笑いながら教えてくれた。

「ここはね、お酒を隠していたんだよ。樽の数やリットルで税金が計算されるんだよ。だから、ほとんどの樽を隠して、ここに目隠しの壁を立てかけておいたのさ。昔はね。ある日、賢い人が来て、『おっ?トントン』と叩いてバレたとさ!」


わお、今も昔も人間の考えることは、一緒なんだなぁ。






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大男さんの家の中に、すてきな家具を発見。







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いかにもお手製。ドアを入ってすぐに見えた。




そんなんで、地下で笑っていたら、突然思い出したように、ラドパパと席を並べて働いていた時の話を始めた大男さん。
「ポンセよぉ、あんたいい義父さんを持ってるぞ。いい人だぞ、あの人は。俺がいうんだから間違いない!!」

おいおい、わかっているけどさ、ちょっと酔っ払いモードだわな。

「あれは忘れもしない、1995年の夏、義父さんは、日本に行くことになったって、言うからさ、お土産は富士山の石にしてくれって、頼んだんだよ。」

私たちの結婚式は日本で行ったので、ラドの両親だけ招待した。今、考えると兄弟も呼ぶべきだったなぁ。そして、確かに行きました。妊娠3ヶ月だったけど、登ったよ、富士山。。。私は八合目で、断念したけど。

隣で義父さんが言う。
「そうだよ。だから、登らなきゃスロバキアに戻れないから、必死だったぞ!」

大男さんも思い出す。
「会社で会ったらさ、『お前のためだけに、わざわざ行って来たぞ。』って、石を見せてくれてさ、その後、二人で半分にわけたんだよね。」

この話は知らなかった。親子くらい年が違うけど、何気に友情を感じた。

大男さんは「義父さんは、ANAで行ったんだよ。」と、15年以上前の話をちゃんと覚えていた。それも、私のツボに入っちゃって、大笑いしてしまった。

きっとこの人も、当時、「日本はどんな所なんだろう?」と、興味深々だったに違いない。私やラドと年齢も変わらないくらいの人だから、きっと、きっと、まだ見ぬ日本人女性も、どんな美女かと期待していたかもしれない、、、。ごめん!!今じゃ、40過ぎの、しかも妊婦でござる。


それから、日本とヨーロッパの違いは何だと思う?とか、生活はどっちがしやすいの?とか、酔っ払ってるようで、酔っ払っていない、好奇心旺盛な少年の質問に、私はちょっとだけ複雑な気持ちで返答していた。

だって、もうここの生活が長すぎて、彼のイメージしている日本を表現できないし、私の感覚はすでにスロバキア寄りになっていると、自分では感じているので、期待を裏切ってしまいそうで、後ろめたさを感じていた。

彼にとって、私は「会いたかったJAPONKA(日本人女性)」なんだろうなぁ。ラドパパから聞いた日本の話を、夢のような話として、聞いていたんだろうなぁ。


ラドさん、ラドパパさん、私は地元のお祭りで、こういう地元の人と出会えることが、ものすごく楽しくてたまらないよ。
連れてきてくれてありがとう。

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大男さんは、自家製ワインになる前のブルチャックをお土産に持たせてくれました。家に着いてから味見をしたら、「これがワインになるの?」って、???マークが並ぶほど、あまい味だった。




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コメント

えこちゃん

こんばんは!

考えたら、日本人だって、いろんな海で思い出にとか、珍しいからか、貝殻を集めたり、持って帰るじゃない?
あれと同じかも。

そんなのしない?私、結構やるほうなんだよなぁ。乙女だから、、、笑!!

こんばんは。

スロバキア人って石集めるの好きな人多いの?
義母もいろんなところの石集めてるよ。
旦那が初めて日本に来た時、日本の自然の石が欲しいって
頼まれてたよ。
変わった趣味と思ってたけど、いるんだー、同じ人!笑

Barビーンズさん

こんにちは。

わぁ、彼らの約束を知っていたら、その辺の石を持って帰らせたかも?

そういえば、義父の高校の同級生たちで、50歳の記念に、ここの近くの山にみんなで登ったらしいのですが、そこは1000m級だから、それほど、たいした山でもないけど、やっぱり石を持って帰ってきて、わざわざお店で金で文字を入れてもらっていました。「祝50歳登山」って。

そういうのが好きなんでしょうね。そう、だからそれなりに大きな石なんですよ!笑っちゃうけど。

まいこちゃん

こんにちは。

エリックは、「日本に行くときは富士山に登ろう。」って、言わない?

昔のことで、覚えていないけど、そんな話を同僚にしていたということは、1週間くらいしか日本に滞在していなかったのに、そのために来たようなものだよね。

そういえば、子供のころ「富士山の空気」っていう缶詰が家にあってさ、父が会社の旅行でお土産に買ったらしいんだけど、開けたいけど、開けると白い煙が出て、おばあさんになっちゃいそうで、怖くてさ、兄弟みんなで論議したことがあった。

結局開けたけど、なーんにも入っていなかったよ。あれも夢があったなぁ。

B9MOMさん

スロバキア人の誇りといえば、「山」なんですよ。

ビソキータトリ(英語だとハイタトラス)って、3000m弱の連峰がそびえ立つ姿は、スロバキア人の自慢の一つなんです。

だから、日本人っていうと、まずは、山についての質問とか、冬季オリンピックについて聞かれることが多いんですよ。

札幌オリンピックとかね。

「FUJI」といえば、日本人にとっては、芸者とか、レストランの名前みたいですけど、スロバキア人にしてみれば、やっぱり日本の山!どんな山だろう?って、興味深々なんですよ。

カナダのロッキー山脈みたいな感じかな?価値観ですよ。

こんにちは!!

義父さんとの友情、なんだかいいなぁ。
ほわんって気持ちになりました。
それにしても富士山の石とは・・・。その辺の石を持って行かない辺り、律儀な義父さんですね(笑)
二つに分けたってところがいいな! 友情だな!

こんにちは!

駐車場では、少し腹の立つ出来事があったけれど、
後でこんな良い出会いが会ったんですね~。

それにしても、お土産に富士山の石を頼むセンスが、なんか可愛い(笑。
日本の象徴=富士山!って発想だったのかな?

こんにちは!

大男さん、日本のお土産に依頼したものは富士山の石だったんですね。日本の人だと、まず石が欲しいという人はいないような。大男さん、もしかして石マニア?甲子園の砂を持って帰ったり、月の石を持って帰るようなもんなんでしょうかね?

それにしても、お義父さんも律儀に石を持って帰るなんて!!

スロバキアの人は真面目なんでしょうね。

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