ブラザー工業 in Krupina 

9月12日はマリアという名前の日。スロバキアでも1番、2番を争う人気の名前。今は少々事情もかわってきているが、昔はほとんどの女性がマリアだった。

ラドのおばあちゃんの住む村に行くと、お墓にある名前はみーんなマリア。ヤン(ヨハネとかジョン)とマリアのカップルとか、ヨーゼフとマリアのカップルのお墓ばかりなんですよ。

ヨーゼフって、アルプスの少女「ハイジ」に出てくるセントバーナード犬の名前じゃなかったっけ?


おっと不謹慎な発言でした。失礼しました。それもそのはず。スロバキアにヨーゼフはたくさんいますからね。なんてったって、マリアのだんなさんで、イエスキリストの育ての父はヨーゼフなのですから。






さてさて、その「マリアの名前の日」に、ラドママの親戚が集まって、ラドのおばあちゃん(マリア)と、その娘(ラドママの妹)のお祝いをするというので、我が家もティーンの二人を抜いて、遊びに行ってきました。

鹿かイノシシの肉入りグラーシュを作るということで、庭でのグラーシュパーティーです。
まあ、天気がよければ、外が気持ちいいですよね。

お酒は飲めない(授乳中)ことになっているので、グラスを差し出すわけにも行かず、4種類のケーキを食べた。私はもっぱらベンちゃんに引きずりまわされていた。こういう集まりで、飲めない、話せないなら、何が楽しいのだろうか?ちょっとイライラしてしまうのだが、仕方が無い。グラーシュの出来上がりだけを楽しみに子守に徹することにした。


グラーシュを食べながら、親戚の一人が私に話しかけた。

おばさん「ねえ、日本人って魅力的な(チャーミング)人たちね。」

私「???なんのこと???」

おばさん「ほら、ブラザーの掃除しているでしょ?この間、日本人が来たんだけど、、、、」





やはり同じ日本人として、どんな話に展開してゆくのか、気になるのであるが、その前にブラザー工業について、説明しますね。


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クルピナのブラザーは5周年を迎えましたと書いてあるのでしょう。


私の住む、KRUPINAには、ブラザー工業株式会社の工場があります。工場というかセンターという規模で、業務の内容からか、まるで研究室のような清潔な工場です。

イギリスの資本というか、日本とイギリスの共同出資なのか?詳しくは知りませんが、今の工場長はイギリス人でクルピナに何人かのイギリス人社員も住み始めたそうです。日本人幹部も1ヶ月に一度は来るらしいのですが、私は未だにお会いしたことがありません。



日本の皆さんはご存知でしょうが、「ブラザー」と言えば、ほとんどの人が「ミシン」と答えたくなると思います。しかし今は、日本の電気屋さんに行くと、FAX売り場でその製品を見つけることになります。

そして、ヨーロッパではコピー機が売られているみたいです。というのも、スロバキアで製品が売られているのを見たことがないのです。どの辺りの国に卸しているのかな??



ここ、クルピナではそのトナーカセットを掃除してインクを入れる作業をしています。
ブラザーのすごいところは、トナーカセットを再利用しているところです。


生まれ変わったトナーは、再びヨーロッパのいろいろな国へ売られてゆきます。

*知ったかぶって書いております。



ちなみに8月だったかな?これで2回目?一般開放日がありました。工場がどんな仕事をしているか、市民が見学してもいい日があります。私も行ってきました。「日本人幹部に会えるかなぁ?」と、ちょっぴり期待して。たまには日本語で話がしたいものなんですよ。

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日本の旗とイギリスのフラッグが見えますか?





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スロバキアと日本の旗と、たぶんブラザー工業の社章イギリスのウェールズ(country)の国旗


あいにくの雨でしたが、まぁ子供たちも楽しんだし、風船ももらったし、そろそろ帰ろうかと思っていたら、一人の若者が車から降りてきました。背広を着ています。まさしく日本人!なんと、車が止まったと同時にドアを開けて、工場の中へ全力ダッシュで走って行きました。

彼は間違いなく日本人でした。
時任三郎がなつかしい→24時間戦っている「ジャパニーズ ビジネスマン」だわ。









さて、再度、話を元に戻して。

チャーミングな日本人はこの方に間違えないと思うのですが、叔母の話は次のように続きました。


先日やってきた日本人幹部。叔母が床の水拭きをしていると、どうも歩きにくそうにか、申し訳なさそうにそこを通ったらしい。しかし戻って来て自分の通った足跡を消したそうだ。、、、。(ここで、ラドママや親戚た(みな女性軍)は興味を示した。

「ええっ、男性が?信じられな~い。どうやって??」(言葉は不要、好感度が見える。)

叔母「私が持っていたモップで、自分で掃除したのよ!!」(親戚の高揚感を感じる私)


やっぱり日本人ですね。スロバキア人でそんな気遣いをする人に会ったことは???ないかも。ちなみに、この叔母さんは、身長が150cmほどなので、長いモップを持って掃除する姿は、小学生のお手伝いのように見えて、確かにそこを歩くのは申し訳ない気がするだろう。


例えば、ほうきで掃除をしますよね?いすに座っている人がいて、その人の足の下の掃除をしたときに、誤って足にほうきが触れたとしたら、日本だと掃除をしている人に「お嫁に行けないぞ!」って、からかいますが、スロバキアは逆なんですよ。

座っている人が足を動かすのが億劫なのか、下手なので、気が利かない、「嫁に行けない」側になるそうです。面白いでしょ?


スロバキアって、小学校でも掃除をするのは掃除婦です。子供たちは掃除をしないで家に帰ります。スロバキア人は清潔で掃除好きが多いですが、みなさんどうやって掃除を学ぶのでしょうね?やはりお母さんが厳しいのかな?お父さんが厳しいのかな?

両親が掃除について、うるさく言わなかったので、私は掃除は上手ではありません。そっか
ということは、我が子には口やかましく言えば、掃除が得意な大人に成長するってことだ!!!


大きく話しが反れますが、スロバキアは宿題でさえ、やらなかったり、忘れたりすると、親の責任ですし、勉強ができないと落第になります。もちろん、親の責任です。勉強は学校で習うものではなく、家でするものなんです。

そうです。掃除も同じこと、すなわち、家で学ぶべきことなんです!!



もうひとつ、その叔母が日本人を「チャーミング」と表現したのかですが、別の日本人社員(女性)がトイレに入ったそうで、叔母が掃除をしようと行ってみると、きれいにしてあったそうです。

それを聞いたスロバキア人の親戚たち、

「?????」

叔母「ちゃんとブラシを使って洗っていたのよ。手を洗った後、シンクの水まで拭いていたわ。」


一同の視線が私に、、、、。(コメントを求められているのがわかる。)


私「そうなのよ。日本は小学生から高校生まで、授業が終わると自分達で掃除するのよ。掃除婦さんなんていなかったなぁ。」

咄嗟に言いたいことがわからなかった私の苦し紛れの、いい子ちゃんコメントである。



叔母「イギリス人は絶対にしないのよ、そういうこと。日本人は立派だわ。」




うちに帰ってから考えた。あの時に伝えたかった意見はこんなことだ。

日本人は公共の場所を大切にしますよね。
(子供ときにテレビのコマーシャルでも見たなぁ。宣伝の甲斐がありましたね。)
マナーもいいし、自分の物でなくても、雑に扱わないし。



→スロバキアだと、公共のもの、自分の物じゃないから、まぁいいか!という雰囲気がある。すべてが管理されていた社会主義時代には無かった風潮とでもいうのだろう、、、かな?



外国で日本の美徳を確認すると、嬉しくなります。「そう、私は日本人!」だから、ここがスロバキアでも、やはり日本的であり続けたいと思うのです。



美徳と表現しましたが、スロバキア人は日本人のそういう点をとても尊敬しているんですよ。


今日のブログ、言いたいことが簡潔にまとまらなかったわ。乱文お許しください。







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意外かもしれませんが、スロバキアのトイレ事情はきれいです。公共のトイレは鍵や出入りを管理しているおばさんが居ますし、チップ制でもありますから。

そして学校の勉強に関しては、スロバキアが正しいです!教育は家庭の場で、そして親の責任です。
私も、スロバキア人を尊敬しています。(笑)























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コメント

satoさん

こんにちは!

久しぶりに興味深かったでしょうか?(苦笑)

経済状況はふんづまり状態ですね。若い人がどんどん出て行ってるかもしれません。

義弟も若くはないのですが、また外国に行くと言ってますね。

ひさしぶりに興味深く拝見です。最近、スロバキアの友人が、仕事が現地でないためイギリスに行っています。経済がちょっと心配です。
それにしても、やはり日本人の美徳ってすごいんですね。だから尊敬してくれるのかなあと実感しました。中国人との差はこういうところにあるのか。日本人なんかトイレ掃除なんて当たり前ですもんね。

ENYA名古屋さん

こんにちは!はじめまして!!

ブラザーではなく、ウェールズの旗だったのですね。情報ありがとうございます。

名古屋には、きしめん目当てで一度だけ、途中下車したことがあります。

駅ビルのなかをぐるぐる回っただけで、きしめんを食べたかどうかも、覚えていません。(すみません。)


でも、聞けば聞くほど「食」を楽しみたいところですね。モーニングとみそかつ、体験したいです。(食べ物ばかりですみません。)
コメントありがとうございます!!

ウェールズ

 緑・白地に竜の旗はイギリス・ウェールズ地方の旗ですね。そこでブラザー工業HP調べたのですが、ブラザーのイギリス生産会社がウェールズ地方に有ることがわかりました。その所以でしょう。

 20年以上前に旅行で行ったスロバキア(ブラチスラバ)と通勤途中ブラザー工業本社横を通る者として興味あり、このブログ来ました。

yokoblueplanetさん

日本人は言葉でもそうですが、争うことが嫌いですよね。

スポーツでもそうですが、バスケットやホッケーは相手にピッタリとくっついて、しつこく叩いたり、蹴ったりしなきゃいけないから、(もちろん、審判の見ていないところで)本当に、日本人の苦手なスポーツというイメージです。

ある程度の文化が保たれている国の人であれば、やはり清潔とか心地のよさは共通しているのですが、今もめている隣国とは、少々、背景に違いがありすぎますよね。

duck4さん

こんにちは!
ブラザー工業がミシンに結びつくのは、私たちの世代なのでしょうね。

これからは、「オフィス機器」のイメージで、よろしくお願いします!v-14

掃除も勉強も家で親が教えるものです!断言できます。ということは、、、親の責任重大だし、「子は親の鏡」まさしくその通りでございます。苦笑。

掃除とブラザー!

ポンセさん

こんばんは!

ブラザーと言えばミシンの会社というイメージがあります。でもスロバキアにあるとは驚きでした。トナーの製品を作っているのですね。

それから、スロバキアの小学校では、子供たちが掃除をしないのですね。やはり、家庭で掃除の仕方を学ぶのでしょうか?v-519v-521

嬉しいですね。

こんばんは。
日本周辺がきな臭くなっている今、今日のお話は嬉しいですね。言葉で言わなくても良い所を感知してくれる現地の方々、本当嬉しいです。
が、これから日本は不慣れな言葉での戦争もしっかりして行かなければならないので、大変です。

Samansaさん

こんにちは!


国内にいる方は、無意識にやっていることかもしれないですよ。

海外にいる日本人は、意識してやらないと、流されてしまいますからね。

「良い」か「悪い」というものではなくて、やはり日本人の根っこの部分は、三つ子の魂百までなのかなぁ?

在スロバキアの先輩は、やはり「日本人として」って、ものすごく意識して生活してきたと聞きました。

そのおかげで、私も「日本人」というだけで、他のアジアの人と違う目で見られるんですよ。

その先人の努力を無駄にしたくはないですよね。

chicaさん

こんにちは!

chicaさんの年代で「マリア」って、結構クラシックな名前じゃないですか?

こちらのおばあさんたちは、とりあえず「マリアさん?」って、聞いておくと間違いないかも?

ってのは冗談です。ほどほどに「マリア」が多くて、「マリカ、マリアナ、マリアンナ」なんて、名前が転じていますよ。


ブラザーの日本人社員の方の素晴らしいところは、全力疾走したところなんです。(私にとっては)

野球でも、ベンチに戻るときや、守備に行く時に、プロの選手って、全力で走るべきなんですよ。その辺で手を抜いているか?一流選手か?わかります。

これは、プロアマ問わず、野球選手の基本だもの。

それに非常によく似ているので、「すんばらしい!!」って、思った次第です。


ちょっと、古い日本人かしら?わたし??

golferさん

お久しぶりです!!

サボテンの花を見るたびに、golferさんは元気かなぁ?って、思いますよ。

今年の夏は、完全に農作業放棄しましたので、自慢できるものはありませんが、きゅうり、トマトはものすごくいい出来でしたね。もちろん、私も自分の食べる分だけ、大豆を植えて、枝豆を2度ほど食べました。

自動車にぶつかられた時に、証人に名乗り出てくれたのは、デュッセルドルフ在のドイツ人夫婦でした。

そちらでは日本人は珍しくないでしょう?
やはり中国人も多いのですか?仲はいいですか?悪いですか?これも気になりますね。

しま法華さん

こんにちは!

いや~、実は長男の名前を「ヨーゼフはどう?」と、打ち明けられたとき、「犬の名前みたいだから勘弁して!!」と、言ったような記憶がありまして、、、。

「パトラッシュ」は、「パトリック」という名前の変形ですね。パトリックも聖人なので、なんだか罪悪感、、、。

しま法華さんは、日本の中部のご出身ですか?

コメントありがとうございます!!

こんにちは

クルピナのブラザー工業の方は素晴らしい!
最近の日本ではなかなかお目にかかれない貴重な存在ですよ。企業の社員教育がすばらしいのか・・・個人の意識が高いのか・・・いずれにしてもすばらしい。

外国で日本人がそのように評価されている事を嬉しく思うのと同時に、国内の私達は少し反省をする必要があるのでは?と色んな場面で感じますね。
  • [2012/09/23 10:30]
  • URL |
  • Samansaおばさん
  • [ 編集 ]
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お久しぶりです!

そっか、やはりキリスト教(?)の方が多いから、
マリアさんが多いのか!
マリアさんって、こっちでも私の世代くらいまでは
ぎりぎり結構いた気がするけど、
最近の子供ではあまりいないかも?
でも、皆が皆マリアさんってちょっと圧倒されてしまいそうですね。

私もブラザーと聞けば、ミシンを思い浮かべてしまいます。
ファックスとかコピー機も作っているんですね!
そのブラザーにいた日本人の方々は、ちゃんとしていますね。
最近、日本人のモラルが落ちていることを目の当たりにしていたので、
ちょっとほっとしました!
外国にいる日本人こそ数が少なくて、
その人となり=日本人そのものに思われることだってあるのだから、
ちゃんとしないといけませんよね。
私も気をつけます!(笑)

おひさしぶりです。

もう忘れられたんじゃないかと思いますが、、、。生きています!

今年の野菜の収穫はどうでした?
私は枝豆を食べています。
納豆作る大豆を蒔きました。

田舎で見知らぬ日本人がいると気になりますね、、。

ブラザーの印刷機ファックスはこちらでもよく見ます。
先日EPSONセイコーの無線ラン印刷機を
セール55ユーロで入手しましたが
いいですね。もちろんコピー機能付いてます。

「ヨーゼフ」はハイジに出て来る
カタツムリが好物の
セントバーナードです

「パトラッシュ」はフランダースの犬だっけ?

ブラザー工業の名古屋にある工場
学生時代 工場見学に行きました
懐かしいです

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