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映画「第三の男」 

舞台は隣国オーストリアの首都のウィーンなんですけど、この映画をご覧になった方っていらっしゃいますか??



クラシック映画のベスト10に入っていることも多い、根強い人気の「第三の男」。白黒映画なのに、なんでそんなにいいんでしょうね??



実は20歳くらいからクラシック映画をとにかく見まくった時があって、高田馬場で700円2本立てを見たり、ビデオ屋で借りたり。

まあ、大好きなのはヒッチコックの「汚名」なんですけど、ヒッチコックの映画にでてくる女優の美しさとケーリーグラントのかっこよさ!あれはもう永遠の「美の調和」だったりするよなぁ、、、独り言です。



さて、この「第三の男」なんですが、実はビデオを借りたのはいいけれど、寝入ってしまったんです。母が見たいと言っていたので、借りてきただけ。それで、「見よう、見よう!」が、「いつか見ればいいや。」になってしまった。あれから20年だよなぁ。


しかし、ウィーンが舞台であること、音楽が有名なこと、特にプラター(ウィーンの遊園地)の観覧車や、墓地の並木道が見所だったりする。そんな予備知識はあったんですよ!!(言い訳をしています)



そして、なぜ私が今更「第三の男」を持ち出したかというと、、、。





先日のガイドの講座の休憩時間に先生が調子にのって、自分の好きな「すばらしいもの」見せ始めた。
前回はバーバラストライザンドのコンサートだったから、やばいよなぁ。


「彼女は自分の力を出し切るポイントを知っているんだよ。」とのこと。



先生のチョイスは、絶対にKYだよぉ。!!
確信を持っていたのですが、まずは「We are the world」からスタートでした。





なにがすばらしいって?
コメントは「果たして、この世に残っている歌手はどのくらいいるでしょうか?」だって。
確かに、これはアフリカのためのチャリティーソングで、アメリカのシンガーが勢ぞろいしています。一世を風靡しましたよ。でも、なんで新人だったマドンナがいないの??仲間はずれにしたのは、言いだしっぺの今は亡きマイケル君か?





この時点で、クラスの空気が乾燥し始めていたけど、クラスメートはさりげなくトイレに行ったりして、時間つぶしをしていた。真剣に見ているのは、私と先生だけ?だって、年齢が近いから、あの時代の感動が勝手によみがえって来るんだもん。






そして、お次はオーストリアの政府観光局による、ロンドンのトラファルガー広場で行われた「空中ウィーンワルツショー」。ここまでして宣伝したいの??って感じです。白い壁を命綱をつけたダンサーがワルツを踊りながら、落下傘部隊のように降りてくる。私には悪趣味だけどねぇ。


見たい方はぜひクリック→


先生:「いや~、オーストリアってすごいよなぁ。インパクトが強いもんなぁ。」



しかし、この映画が流れると、、、、





映画「第三の男」より





あれ?気がつくと、、、??
クラスルームは空っぽに近い???いや、みんないるけど知らん振り?死んだふり?


「先生、私は知っているよ、この映画。(見てはいないけど)日本人はこのためにウィーンに来るんだから。」



すかさずフォローを入れる私。。。


先生:「だよなぁ!」

おい!KYを知らんのか??


やっぱり無理があるって。平均年齢層が私よりも10歳くらい下なんだもん。
世界の常識だって、別世界だよん。



休憩時間が終わって、先生に知らしめるために、大きな声で聞いてみた。


私:「さっきの映画、見たことある人いる?何の映画か知っている?」




いや~、ごめんなさい。見事に「ZERO」でしたよ。ほうらね。(先生は目を白黒させていました)
もちろん、日本人は興味や趣味や教養というか、情報があふれている国の人だから、きっと若者でも「第三の男」を見たことのある人がいるとは思います。



その話を「面白おかしく」義母にしてみたら「We are the world」は知っているのに、、、。
知らないのよね、この映画。
やっぱり知らない。知りようがない。なんと1949年!義母こと、ラドママが生まれた年にできた映画だった。


これは、西側諸国から見た敗戦国オーストリア、スパイのウヨウヨいた中欧が舞台だものね。しかも、主人公が恋心を抱く女性は、チェコスロバキアから亡命者だ。

そう、スロバキアで上映されるはずがないのだ。










今日、この映画を見てわかった。敗戦直後の映画だから、ウィーンの街中がボロボロで、今と比べてもさっぱりどこか想像もつかない。大きな石造や石柱があるが、その背景の破壊は見事に戦争を想像させるものである。
25年前にウィーンに行った私だけど、その時でもこんなひどい状態じゃなかったもの。



現在のウィーンはパリに次ぐおしゃれなイメージ。古典と流行を売りに、世界中から観光客が集まってくる観光都市になっている。がんばったんだね~。東京並みの努力だと実感しました。クラシック音楽を大切にしていて、マリアテレジアも偉大な皇女として教育の場にさえ生き残っている。「ウィーン気質」という言葉があるが、オーストリア人も日本人同様、終戦後にがんばったんだ。



スロバキアから行くと「都会だよなぁ~。」カラフルな街並みにトキメキ、異国にウキウキしてしまう。お城やきらびやかな装飾、収集されている絵画など「素敵なだなぁ。」と優雅な気分を味わいながら、たった20キロも離れていないスロバキアとどうしてこんなに違うんだろう?と歴史について考えてしまう。




居眠りしてしまった夜から20年で、こんなことを考えるようになるとは夢にも思わず。
あの時に見ていたら、きっと大筋はわかっても細かい歴史的な背景など理解していなかったんだろうなぁ。
そう思うと感慨深い。


先生、ありがとう!といいたい所だが、いや~、今のスロバキア人だって、こんなの理解できないって!
近すぎて、見えない事ってあるもんね。
今の子供たちはロシア語だって習っていないんだから。

果たして、

この映画を見たことある人、いますか???











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コメント

chihirkoさん

こんにちは!

でしょう?見たことない世代でしょう?!
昔の映画って、台本とかシンプルですごくわかりやすいので、面白いですよ。

今回改めて思ったのが、音楽もいいけれど、白黒であることが、反っていい効果をだしていました。あるシーンなんですけど、そこが頭に焼き付いちゃって、昨日は「もう一度見たいなぁ~。」って、探したらラドに消去されていて、ガックリ。。。


日本だって、アメリカとロシアで半分にする予定もあったそうですね。
わからないものです。自然だけでなく、人間というのは、何に翻弄されているのでしょうね?

スロバキアがオーストリアやハンガリーと同じ国であったという歴史を少しのぞくたびに、頭が混乱してきます。


コメントありがとうございます!!

yokoblueplanetさん

こんにちは!

まさかyokoさんが見ているとは思ってもいませんでした。アメリカだと目にする機会が多いのですね。

同じくオーストリアが舞台の「サウンドオブミュージック」もアメリカ人には大変好かれている映画ですが、オーストリア人はあの話に困惑していると聞いたことがあります。

映画は製作者の立場から見るもので、作られた側の人間はあまり見ないものなんでしょうね。なんというか事実と違ったり、誇張されていたり、そんな過去を掘り起こされたくないのか?

そんなことを感じます。でも、宣伝に使えるものは使う。元は取らなきゃね。

スパイもいろいろな種類で潜伏しているみたいですよね。そんなニュースを聞くと、驚いてしまいますが、「普通」と認識すればいいのですね。苦笑しました。

「007」大好きですよ!!といっても、初期のショーンコネリーが最高にいいですね。ギャグ満載だから面白い。最近のは、見てないんですけど、一人かっこいい俳優は知っています。ぜひ、見ますね!
コメントありがとうございます。

ずばり

私は見たことありません。
知りませんでした。

でも、その20キロも離れていないのに。。。すごくわかります。
ブラチスラバとウィーンもそうですが、グラーツとスロベニアもまた然りです。
昨年マリボルへ行ったときに同じようなことを思いました。

極端な話ですが、でも終戦後の日本だってもし統治したのがアメリカではなかったら、もしくはもし東西で分断されていたら…
今とはまた全く違った日本になっていただろうなぁと考えてしまいます。
まぁ、もし今と違った日本に生まれ育っていたのならまず私はここにいないでしょうね!

何回も!

こんにちは。
私の方のコメントへの返信で「地元でしたら是非是非。。。」などと書いてしまいましたが、今はちょっと無理ですね。もしお里帰りしてましたら、ぜひ!
「第三の男」はアメリカの深夜やクラシック映画専門のTV局などで再放されますので、見る機会が多いです。あの音楽とともに非常に印象に残る恐いスパイ暗躍の時代の物語ですね。今は「普通に」スパイが暗躍しているのではないかと思います!
「007 Skyfall」最新作、見ましたが、オーソン・ウェルズの時代とは大分違いますね。50周年を記念して製作されたこの007、なかなか良かったですよ!

植本さん!!

はじめまして!!

漂流者のような発言ですね。たどり着いてくださって、ありがとうございます!!

すごく素敵なお名前ですね。女性的ですが、実物というか、その手先の器用な大工作業に、ひたすら感激しております。

今後とも、どうぞよろしくお願いします。

kyotomodelforestさん

こんにちは!

世代の違いは「よーく」わかっております。(笑)
先生にはそこが理解できていないんですよ。彼もまた、チェコスロバキア時代の苦い思い出を背負って生きてきた年代ですからね。スロバキア人でこの映画を知っていることが不思議なのかなぁ?

じゃあ、kyotomodelforestさんは、ご覧になったのですね??(同世代だな!)

たどりつけました。
今月そちら方面へのツアーに
申し込んでいたのですが
人数が集まらずキャンセルになりました
いつか行きたいと思っています
これからも楽しみに拝見させて頂きます

世代の差!

>たった20キロも離れていないスロバ>キアとどうしてこんなに違うんだろう>?
あはははは。最高でした。今回の投稿。
そうですよねぇ。
まあどうしようもないでしょう。
この映画の舞台になること自体がスタートなんでしょうね。
また、楽しみにしています。
追伸:リンクありがとうございました。こっちに貼っておきました。

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