残念なお知らせ 

タイトルからご想像いただけましたか?

昨日はどんよりした曇り空の日曜日。いつもとほとんど同じような始まりだった。毎週日曜日の10時に、ラドと子供たちは教会に行く。私は、特別な日(クリスマスとか誰か親戚のための祈りがある日とか)にしか行かない。スロバキア語だから、神父さんが何を話しているのか理解できないし、十字は切れるけど、祈りの言葉とか覚えていないので、無作法なまま行くのは気乗りしないのです。だからいつもは食事の準備をします。

何日か前に、NHKの地球ラジオの中野さんからメールがあった。この方は私を出演させてくれた方で若い女性プロデューサーなのだ。今月27日にブラジルに住むいとこのお兄ちゃんが、ラジオ出演することわざわざ連絡してくれたので、昨日は久しぶりにPCで地球ラジオを聴きながら昼食の準備をしていた。

私の台所には大きな窓があって、庭がのぞける。何気に、「ふっ」と顔を上げて、庭を見たら心臓が止まりそうになった。ビンキーらしき犬がウサギ小屋に頭をつっこんでいるのだ。朝、ウサギの餌をやったとき、ビンキーは小屋に入っていた。そこはつっかえ棒と、引っ掛けるようなツガイがあって、しかも、針金でぐるぐる巻きにする。いつもは、、、。でも、前夜、犬に餌をやったのは、娘っこのサラだから、きっと、締めが甘かったのだろう。

玄関に急いで行って、靴を履こうとしたら、お母さんウサギが横たわっているのが見えた。もう、頭が真っ白になった。ふがいなく、座り込んでしまった。偶然にも、タイミングよく、ちょうどラドと子供たちが帰ってきた。私が外に出るよりも早く、ラドがビンキーのところに走ってゆき、首をつかんで小屋から引きずり出した。サラは泣きながら玄関に入ってきた。ニコライは子ウサギを安全なところに移動させている。エステルは勇敢にも、その様子を笑いながら見ている。ナタンはラドママのところへ行ったそうだ。

私は、怖かった。本当に怖かった。臆病な自分をひっぱたいて、「しっかりしろ!」と言えたらいいのに。震えはしなかったけど、失意というか、「あーあ。」というため息、「もうだめだ。」というあきらめの息が胃の奥のほうから出て、力が出なかった。それでも、サラと二人で涙をぬぐいながら外へでた。

次に見えたのは、3羽のニワトリが足を上にして横たえていた姿。家の緑の庭は殺伐としていた。今思う。もしかしたら、戦場って、こういう景色なのかもしれない。白い小さなウサギが毛糸のように横たわり、ニワトリの黄色い足が両手を挙げて降参している。正直、私も参った。降参したかった。

それからは、いつものように、死体の処理である。急がないと、肉に血がまわってしまう。やはり手袋をして、ニワトリを集めた。ビンキーは小屋へ戻された。もう、ビンキーが襲う家畜はいない。他のウサギは安全だ。このウサギの親子は先日、一番下の大きな部屋に引越しさせた。それが仇(あだ)となるなんて、、、。

今回は、私だけの責任ではない。ここにその理由は書かないが、誰もが心の中で感じているはず。家族全員の「少しの手抜き」が起こした大きな誤算と大失態である。

ビンキーは本当に牧場に行くことになるかもしれない。皮肉にも、昨日は、やっと3羽がタマゴを産むようになった記念する第一日目だったのに。

慣れちゃったわけじゃないけど、大失態の原因がはっきりとしているので、成るべきしての結果とも言える。冷ややかな見方をしてしまうが、死んでしまったウサギのお母さんと2匹の子供たち。土に埋めました。ごめんなさい。

ニワトリは、来年はヒヨコじゃなくて、生まれてから少し大きくなって、タマゴを産めるくらいに成長したのを買ってこよう。もちろん、ヒヨコに比べて値段も高いのが問題なんだけど。今春の5月に小さな赤ちゃんだった家畜たち。どうせ結果は食べるとはいえ、死ぬべきときではなかったのに。申し訳ない気持ちだ。
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コメント

ばたさま

本当にね、何が目的でやったのでしょうかね?ストレス発散としか言えないなあ。だってさ、お腹が減っていたなら、ニワトリ一匹を食べてから次に行くよね?それなのに、次々と目当たり次第に殺していったみたいなんだもん。

ビンキー、通称「通り魔」かも?

ラドが銃を持っていたら、その場で「サヨナラ」だったよ。狩り師の親戚の家に行くって、殺気立ってたもん。

お隣のおっさんが、様子を見に来て、「まあ、まあ、殺さないで、知り合いが犬を欲しがっているから。」って、なだめてくれてさ。ビンキーは本日、旅に出る予定です。

Kaoちゃん

ビンキー?「馬鹿!頭悪いよ。」と言いたいところだが、
かなり利口なんだよ。本当はね。本能を上手く扱ってやっていない我が家が馬鹿なんでしょう。多分。

ムツゴロウなら、ビンキーを理解できるのかな?

自分より体の大きいものや力の強い相手には、攻撃しないんじゃないかな?威嚇は十分するけどね。

イタチやキツネがニワトリを狙うのなら、ものすごく役に立つ番犬なんだと思う。本当にこちら風の飼い方をするなら、庭に放し飼いにすべきなんだけどね。その辺が我が家の浅はかで手抜きの結果が「これ」だったんだと思う。

キツネさん

初メッセージありがとうございます!!

ウサギって、触るチャンスをくれない動物で、あまり可愛いとか愛おしいとか思わなかったんだけど、あのフサフサな毛が「ぽつん」と庭に落ちている姿は、かなりショックでした。母親のいないウサギ達はもう、バリバリ食欲があって、成長に関しては問題がないと思う。

ビンキーは殺して、食べるつもりもなく、ただ動いているものを襲いたいだけだったみたいです。なんて話をすれば通じるのだろうか?悩みますよね。

No title

ビンキー本当は狼とか豹とかライオンとか。

犬にも性格はあるだろうけど、すごいな。。。

でも、牧場に行ったら牧場の家畜襲ったりしないかな、牛とかにも
勝負挑むかな?
でも、広々とした所で毎日走り回ってたらストレスもないし、正確変わるかもね。

今回もお疲れ様でした。

あ、シャレ大うけしたよ、あんたはおっさんか!

No title

今回は大惨事だったね・・・衝撃的すぎー。

うーん、ビンキーって本当頭悪いのか?って言い方が悪いけど、学習しないねー。本能が勝ってるんだろうね。
家の番犬にならないね・・・牧場追放だー!
柵をもっと高くして家畜と隔離しないと無理だね。

何かイライラすることでもあったんかな~?
せっかく大きくなってきてたのに残念だわ。
ニワトリ処理、ご苦労さまでした。

No title

読み出して、エェー、ってショックでした。うちも最近うさぎを死なせたから悲しくてじーんときてしまった。こんな時、自分がドリトル先生みたいに動物語を話せたら・・て思うよ。ビンキーに説明できるのに。ビンキーの行く末が心配。

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