デフリンピック 第17回冬季デフリンピック 

先週、初めてこんな言葉を耳にした。

「デフリンピックがスロバキアで開催されるそうじゃない?」

久しぶりにこんな英語を聞くものだから、「喋ることが出来ない人でしたっけ?」などと、とぼけた反応をした私。実は耳の悪い、聴覚障害の人たちのことだった。そのオリンピック。

最初にWEBを紹介します。

デフリンピック(英語)こちらは英語版です。日本語のほうには、日本選手団の詳細もあります。
第17回冬季デフリンピックこちらをどうぞご覧ください。


さて、ゴタゴタしていたのは、これも理由の一つでした。普段なら、「へ~」で終わらすかもしれませんが、
タイミングと神様のいたずらでしょうね、私の脳みその左のほうの奥の線が「キーン」と合図を送りました。

「これ、やってみる!」

私はスキーはやるけど、スノボーはやりませんよ。このデフリンピックを観に行くぜ!!

スロバキアに来たばかりの頃、私は人の話している言葉の意味もわからず、話をすることもできませんでした。
唯一、ラドと英語で話し、ラドの親戚でもう亡くなってしまった人の2人しか、まともに会話をする相手がいませんでした。ラドの両親や兄弟と一緒に住んでいた時期もあったけど、当然会話についてゆけず、ラドに説明してもらっても、テンポが遅れると会話って面白くなくなるでしょ。最初は「何?」なんて聞いていたけど、だんだん疎外感を感じてきていた。

当時の熱~いラブラブで、そんなのは乗り切ったけど、子育てを始めて、知らない土地で子供と二人で公園に行くときはさびしかった。誰も私に話しかけてくれない。仲間に入れない。普通の健常者なら、同じ肌の色の同じ世界の人と友だちになるもの。なぜか、そんな風に考えていた。自分を卑下にしているわけじゃないけど、弱気になっている自分を障害者のように感じていた。今考えると、あれは驕り(おごり)でしかない。障害者の人が読んだら、とんでもなくむかつくでしょうけど、ごめんなさい。当時の私は、本当にそう思っていた。

それから暫くして、毎日同じ時間に、同じ場所に通っていたら、顔見知りができた。一言、二言、単語を話し、手や体を使い、会話が成り立つようになってきた。この繰り返しで今のレベルまで来た。
公園に行っても、子供が遊んでいる相手の親に挨拶する、話しかける。そんなことができるようになった。

そんな思いがあるので、「聞こえない、しゃべれない」という点で、ろうあ者に対して、共感を覚えている。だからこそ、その姿を見たいし声援を送りたい。私は知っている。彼らは、私のような普通の生活をしている人間よりも、もっと芯があって、強くて、たくましい。スキーやスノボーだって、半端じゃなく練習して、半端じゃなく上手なんだ。もうわかっている。応援に行くのではなくて、その勇ましい姿から、元気と勇気をもらいに行きたいんだ。

健常者とどう違うんだろう?耳が聞こえない人が滑るアルペンスキーの大回転は、どうなんだろう?カーリングだって、どうやって指示をして、あのモップ作業するのかな?日本は不参加だけど、スロバキアのお家芸のホッケーもどんなに熱い戦いが繰り広げられるのだろう?
想像したら、もう血がさわいじゃって、落ち着いていられなくなった。


スロバキアのハイタトラスという、世界で一番小さなアルプスで行われるデフリンピック。
風になびく日本の国旗、日の丸が上がる姿をぜひ、ご一緒に。
耳には届かない、でも目に伝える応援を心合わせて。
一緒に日本選手団の応援に行きませんか?元気をもらいに行きませんか?


というわけで、ツアーを作りました。いよいよ、Zen Networksも発進です。
18日から20日までのAコースと23日から25日までのBコース。
ブラチスラヴァ発着の2泊3日で、もちろんアレンジ可能です。

特に、ブラチスラヴァ地区は、その週は学校がお休みなので、お子さんも日本の勇姿を見ることができますよ。
詳細は左のメールフォームから、ぜひお問い合わせください。
みなさまのご参加、心からお待ちしています。

そして、デフリンピックを広げてゆきましょう!日本のお友だちに、こんなマイナーな話題で盛り上がってください。オリンピックやパラリンピックに比べて認知度が低いです。それぞれのポリシーの違いがあるのかもしれませんが、選手には関係ありません。スロバキアのことも知って欲しいけど、デフリンピックも知ってほしいです。では、どうぞよろしくお願いします、、、ね。

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コメント

B9MOMさん

またぁ、最後にしっかり笑えるメッセージを残してくれてありがとう!

私は、シドニーのホストファミリーに「あなたは今まで来た日本人とは、全然違って、日本人じゃないみたい。」って言われたなぁ。妙に納得?!な~んにも問題がなくてね。

アメリカはホッケーの強敵ですね。スロバキアの選手もNHLで大活躍してますよ。

デフリンピック応援、ありがとうざいます。


こんにちは!

分かります!慣れない土地で言葉も通じない中で生きていくの、大変ですよね。私もLAに来る前にバンクーバーで語学留学をしていた際に、ホストファミリーと問題がありましたが、言葉が全然通じず、辛かったです。

デフリンピックで頑張っている皆さん、そばで応援する事は出来ませんが、LAから応援しています!

*最初「デフリンピック」という字を見て「デブリンピック」かと思い、うちの旦那も参加させようと思ってしまいましたよ!

mizokichiさん

ちょっと目頭がかゆくなりました、
誰でもきっと、いろんな苦労をしているはずだと思うんですよ。私はそうやってちょっとでも努力すれば、形になるものがあるけど、耳の悪い人は完治するわけじゃないものね。

そんなことに「へこたれない」で、がんばる人って、すごいなぁ!って、単純に思います。

選手も30代とか多くて、きっと最後の活躍かな?なんて思うと、もう応援に行かねば!と義務感すら生まれちゃってますよ。

mizokichi社長
支援お願いしますね!v-218

まいど

シンガポールからです。
明日からは上海。
自分、デフリンピック、知らなかった…。こういうスポーツこそ応援してあげないとね!
ところで自分はこの記事読んでて、ポンセさんがスロバキアに来た頃の事に共感というか感動しました。
初めからペラペラ喋れたからスロバキアに来たのかと思ってた…。
いろいろ苦労してたんですね。
というのは、自分が国際部を立ち上げて英語を使って仕事をするようになった10年くらい前…。
英語が全然喋れないのに、「グローバルの仕事をやりたい」だけで会社を口説きアメリカに提携先開拓のために乗り込んだはいいが、英語が喋れないのでお話にならない…。
200人くらいの中小企業なので、当然アメリカには支社も無いし、相談相手もいない…。
でもしつこく開拓していくと、下手な英語に耳を傾けてくれて…。
で、今の提携先があります。
今では億単位の契約でもすべてやってこれるようになっていますが、当時を思い出しましたよ。ホント、その気持ちよくわかります。でも言葉って、本当に慣れですよね。
デフリンピック、自分は行くことはできないけど、自分の分まで応援してきてくださいね。

にゃんキチさん

ちょっとずつだけど、がんばるよ。
そっちもね!がんばれ。

いよいよ、始動ですね。
頑張れ。

まとめてお返事です。

ばた
もう1か月きっちゃってるからさ、集客難しいだろうけど、「やってみたい。」気持ちが背中を押すんだよね。だめもとだから。がんばるぞv-104

golferさん
ご無沙汰です!コメントありがとうございます。スポーツマンでゴルフマンのgolferでも知りませんでしたか?
ドイツチームも参加しているのかな?
このごろホッケーが強くなってきてますもんね。ぜひ、いらしてください。ブラチスラヴァで待ってますよ!!

えこちゃん
わかった?私の誕生日に発表予定していたWEBなんだけど、15日にデフリンピックを知ったので、どうしても優先順位が譲れなくてさ。もう頭をくしゃくしゃにして、かき乱したいくらいだったよ。やっと言葉にできる状況になって、私も一安心だわ。在宅で仕事する夫って、ご飯の世話が一番大変だよね。お互いに、がんばりましょ!!

やっぱりその国で住むとなったら、言語習得は必要だよね
とポンセさんの経験を読んで改めて感じました。
(駐在の人や元々仕事ある人は別で。)

最近の日記、ごたごたしてた理由が徐々に分かって
読んでてすごい面白いよ。
次は何がくるんだろうとわくわく。笑


在宅の夫、4人のお子さん、姑もいて、主婦業、母業にお仕事。
すごいパワーだ!
同じさるで、子もいないワタシ、、、もっとがんばんないと!

お体を大切に、ツアーがんばってね。


ところで、あちらのwebsiteいつ完成かな?

デフリンピックって知りませんでした。

いい勉強になりました。

ツアーかぁ、すごいね、ポンセ。
がんばれよ!
適度な集客がありますように。

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